指揮官が語る強さの秘訣は…
4-3-3を導入し、様々な面で進化を果たす今季の川崎。その強さの秘訣を、以前、鬼木監督に尋ねたことがあったが、指揮官は自らの想いを確認するように口にしてくれた。
「トレーニングを見ていて、これだけやればやはりこうなるよなと。そしてこういう風にしていかないといけないんだろうなと。自分が結果に導かなければいけないほどの取り組みを、選手たちがしてくれているので、それに応えるだけのことをやらなくちゃいけないという想いはあります。
それに新しいことを今年はチャレンジしていますが、培ってきたことを全部壊すわけではないですが、勝ってきたなかで、新しいことにチャレンジするのは選手も大変だと思うんです。でも、それに向かった時に、逆にこれだけパワーを出せるのかという想いがありました。チャレンジ精神を今すごく感じています。そこはやはりパワーになるなと。
そして選手一人、ひとりの試合に出たい、メンバーに入りたいという強い想いが、ゲームに現われるんだなと思っています。だから毎日の練習も楽しいですし、ゲームは勝つことも負けることもあるので、結果の部分は仕方のないこともありますが、選手が自信を持って戦えているのが、今の結果につながっていると思っています」
「トレーニングを見ていて、これだけやればやはりこうなるよなと。そしてこういう風にしていかないといけないんだろうなと。自分が結果に導かなければいけないほどの取り組みを、選手たちがしてくれているので、それに応えるだけのことをやらなくちゃいけないという想いはあります。
それに新しいことを今年はチャレンジしていますが、培ってきたことを全部壊すわけではないですが、勝ってきたなかで、新しいことにチャレンジするのは選手も大変だと思うんです。でも、それに向かった時に、逆にこれだけパワーを出せるのかという想いがありました。チャレンジ精神を今すごく感じています。そこはやはりパワーになるなと。
そして選手一人、ひとりの試合に出たい、メンバーに入りたいという強い想いが、ゲームに現われるんだなと思っています。だから毎日の練習も楽しいですし、ゲームは勝つことも負けることもあるので、結果の部分は仕方のないこともありますが、選手が自信を持って戦えているのが、今の結果につながっていると思っています」
そうした指揮官の期待に応えるように、選手たちも名古屋戦後に印象的な言葉を残している。まずはチーム最年長の中村に、リーグ新記録の11連勝の意味を質問した際に話してくれたエピソードだ。
「11連勝という記録に挑戦できるのは、自分たちが勝ってきたからで、そういう試合を楽しめるようにやっていこうとオニさん(鬼木監督)は話していました。僕らはこの後、日程が空くので、今日やらないと、いつやるのと。ここでやらない奴らはいないんじゃないかという話もあって、僕らもそのつもりでしたし、全員の力で集中して、達成した新記録だったと思います。
2回、10連勝するチームもそうそう出てこないと思います。前にも話をしましたが、この10連勝の間も、何連勝を目標というのは正直、今日の試合まではありませんでした。記録のかかった試合は、そこをボカすことなく、しかも前回負けた名古屋さん相手に絶対に勝って決めるんだと。それを達成できて良かったです。今後もチーム全員、スタッフも含めた総力だと思います。ここから一つ一つ積み上げていきたいです」
そしてこう続ける。
「皆で繋いでここまできました。オニさん先頭に、スタッフ陣の分析も含めて、どんどん試合が来る中で選手も入れ替わりながら、勝った次の試合で自分がスタメンになったりと。それをつなげていくのはプレッシャーもあったと思います。ただ試合に入ればそのプレッシャーも勝ちにこだわって、ベクトルを合わせて結果を残せました。
対戦相手も2巡目に入って対策を講じてくるので色々ありましたが、試合の中で修正しながら、微調整しながら、選手交代で出た選手が点を取ってくれたり。皆が目の前の試合を勝つことだけを考えてここまでこられました。選手間の競争。自分が出た時は絶対に勝ちたいという気持ちをそれぞれが出している。
自分も今日は新記録がかかった中でスタメンで出られてモチベーションもすごく上がりました。そこでチームの勝利に貢献できた。今は自分の例えですが、それがいろんな選手に要因があった。本当に自分ができなければ、次の試合はメンバー外になり得る。そういうチーム内での争いは、自分がここまで所属してきた中で一番レベルが高いと思っています」
また今季からキャプテンを務める谷口は、「僕らは連戦の最後の試合。ここは疲れもあるだろうけど、歯を食いしばってやるしかないと思っていました。そういう試合をきっちりと勝てたのは自信になります。今日は、シンプルに勝ちたい気持ちが強かったです。一回負けた名古屋に勝ちたい。失点数も少ないチームだし、そういう相手に対してたくさん点を取りたいと思っていました。そこは受け身にならずにアグレッシブにやれました」と試合後に充実の表情を浮かべる。
変化を恐れずにチャレンジを続け、勝利のために最大限の準備をする。そしてチーム全員で想いを共有し、柔軟に変化していく。
歴史に名を残すチームになりそうな今季の川崎は、満足をせず、常に前だけを見続けている。記録とともに、彼らが見せるサッカーがどこまで進化するのか、今は楽しみで仕方がない。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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「11連勝という記録に挑戦できるのは、自分たちが勝ってきたからで、そういう試合を楽しめるようにやっていこうとオニさん(鬼木監督)は話していました。僕らはこの後、日程が空くので、今日やらないと、いつやるのと。ここでやらない奴らはいないんじゃないかという話もあって、僕らもそのつもりでしたし、全員の力で集中して、達成した新記録だったと思います。
2回、10連勝するチームもそうそう出てこないと思います。前にも話をしましたが、この10連勝の間も、何連勝を目標というのは正直、今日の試合まではありませんでした。記録のかかった試合は、そこをボカすことなく、しかも前回負けた名古屋さん相手に絶対に勝って決めるんだと。それを達成できて良かったです。今後もチーム全員、スタッフも含めた総力だと思います。ここから一つ一つ積み上げていきたいです」
そしてこう続ける。
「皆で繋いでここまできました。オニさん先頭に、スタッフ陣の分析も含めて、どんどん試合が来る中で選手も入れ替わりながら、勝った次の試合で自分がスタメンになったりと。それをつなげていくのはプレッシャーもあったと思います。ただ試合に入ればそのプレッシャーも勝ちにこだわって、ベクトルを合わせて結果を残せました。
対戦相手も2巡目に入って対策を講じてくるので色々ありましたが、試合の中で修正しながら、微調整しながら、選手交代で出た選手が点を取ってくれたり。皆が目の前の試合を勝つことだけを考えてここまでこられました。選手間の競争。自分が出た時は絶対に勝ちたいという気持ちをそれぞれが出している。
自分も今日は新記録がかかった中でスタメンで出られてモチベーションもすごく上がりました。そこでチームの勝利に貢献できた。今は自分の例えですが、それがいろんな選手に要因があった。本当に自分ができなければ、次の試合はメンバー外になり得る。そういうチーム内での争いは、自分がここまで所属してきた中で一番レベルが高いと思っています」
また今季からキャプテンを務める谷口は、「僕らは連戦の最後の試合。ここは疲れもあるだろうけど、歯を食いしばってやるしかないと思っていました。そういう試合をきっちりと勝てたのは自信になります。今日は、シンプルに勝ちたい気持ちが強かったです。一回負けた名古屋に勝ちたい。失点数も少ないチームだし、そういう相手に対してたくさん点を取りたいと思っていました。そこは受け身にならずにアグレッシブにやれました」と試合後に充実の表情を浮かべる。
変化を恐れずにチャレンジを続け、勝利のために最大限の準備をする。そしてチーム全員で想いを共有し、柔軟に変化していく。
歴史に名を残すチームになりそうな今季の川崎は、満足をせず、常に前だけを見続けている。記録とともに、彼らが見せるサッカーがどこまで進化するのか、今は楽しみで仕方がない。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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