要所で1対1とパスワークを使い分けてくるほうが嫌。
――CLのGSと決勝トーナメントでは、試合に臨むテンションもやはり違うものですか?
「もちろん、GSも気を抜かずにしっかり戦いますけど、4つのうち1、2チームのレベルは少し落ちるから、ある程度要所を締めれば上には行けるなと。ただ俺らは今回、スポルティングと(2位の座を)競ったけど、本当に上位進出を目指すならチェルシーも上回って1位で突破しなきゃダメ。(2位抜けのシャルケは)決勝トーナメントの1回戦でレアルと当たるわけだけど、1位で抜ければそれがなくなるからね。それはやっぱり大きいよ」
――昨シーズン、同じ決勝トーナメント1回戦でR・マドリーと対戦した時、内田選手は直前に怪我をしてしまい、出場できませんでした。
「試合の時はJISS(国立スポーツ科学センター/東京・西が丘)にいて、リアルタイムでTVで観られなかったんです。朝起きて、インターネットでチェックしたらボロ負けしていて(編集部・注/ホームでの第1戦を1-6。第2戦も1-3で敗れた)。その後映像で試合を観たけど、やっぱりレアルは凄かった」
――今度対戦する時、内田選手の目の前には今まで対戦したことがないC・ロナウドがいるはずです。
「速いんですかね? まあ、速いは速いんだろうけど、きっとフェイントとかも上手いんだろうな。どうやってやればいいんだろう……。まあ、ボランチが助けに来てくれれば、近くにいてくれるだけでもだいぶ違うんですけどね」
――しかし公式戦22連勝中(取材時)のR・マドリーは、C・ロナウドだけのチームではないですからね。良い守備が良い攻撃を生んでいて、今のR・マドリーはすごく安定していると言われています。
「やっぱり誰かしらがサボらないんでしょうね。前線の選手が守備をサボる分、誰かがめちゃくちゃ汗をかく。技術があって、走力もあって、頭も良い。本当に評価されるべきは、そんな攻守を高いレベルでできる選手だと思いますけどね」
――内田選手はこれまで、CLや代表戦で相手の左サイドの選手、ネイマールやリベリなど数々のビッグネームと対峙してきました。対戦する時は、試合前から自分の中でイメージを膨らませているのですか?
「スカウティングビデオは観るからある程度プレーのイメージはできているけど、情報を入れすぎると完全に逆を取られた時に追いつけないレベルの選手だから。映像をある程度頭の中に入れておいて、あとはグラウンドの上で目の前に立って、その時の感覚かな。
でも、周りを使いながら来る選手のほうが嫌ですけどね。1対1だけの選手なら動きを予測しやすいけど、要所で1対1とパスワークを使い分けてくるほうが嫌。1対1だけなら選択肢は狭まるからね。
あとは守備の時に、戻らない選手のほうが嫌。守備をサボって前に残っているような選手。C・ロナウドもそういうタイプでしょ? それは嫌なんですよね。昨シーズンのシャルケとレアルの試合を現地で観た友だちも言っていたけど、レアルはめちゃくちゃカウンターが速いと。ボールを奪ったら、レアルの前線の選手はボールを見ないで相手ゴールに向かって走るんですって。
それでパッと(ボールホルダーを)見た時に、そこに精度の高いボールがスッと来る。それを聞くとね、なんていうか、アメフトじゃないけど、計算され尽くしたパスがパパパパってつながるから守備側は追いつけない。だから相手は、自分たちがボールを持っている時でも守備の意識を高めておかないとやられちゃうんでしょうね」
「もちろん、GSも気を抜かずにしっかり戦いますけど、4つのうち1、2チームのレベルは少し落ちるから、ある程度要所を締めれば上には行けるなと。ただ俺らは今回、スポルティングと(2位の座を)競ったけど、本当に上位進出を目指すならチェルシーも上回って1位で突破しなきゃダメ。(2位抜けのシャルケは)決勝トーナメントの1回戦でレアルと当たるわけだけど、1位で抜ければそれがなくなるからね。それはやっぱり大きいよ」
――昨シーズン、同じ決勝トーナメント1回戦でR・マドリーと対戦した時、内田選手は直前に怪我をしてしまい、出場できませんでした。
「試合の時はJISS(国立スポーツ科学センター/東京・西が丘)にいて、リアルタイムでTVで観られなかったんです。朝起きて、インターネットでチェックしたらボロ負けしていて(編集部・注/ホームでの第1戦を1-6。第2戦も1-3で敗れた)。その後映像で試合を観たけど、やっぱりレアルは凄かった」
――今度対戦する時、内田選手の目の前には今まで対戦したことがないC・ロナウドがいるはずです。
「速いんですかね? まあ、速いは速いんだろうけど、きっとフェイントとかも上手いんだろうな。どうやってやればいいんだろう……。まあ、ボランチが助けに来てくれれば、近くにいてくれるだけでもだいぶ違うんですけどね」
――しかし公式戦22連勝中(取材時)のR・マドリーは、C・ロナウドだけのチームではないですからね。良い守備が良い攻撃を生んでいて、今のR・マドリーはすごく安定していると言われています。
「やっぱり誰かしらがサボらないんでしょうね。前線の選手が守備をサボる分、誰かがめちゃくちゃ汗をかく。技術があって、走力もあって、頭も良い。本当に評価されるべきは、そんな攻守を高いレベルでできる選手だと思いますけどね」
――内田選手はこれまで、CLや代表戦で相手の左サイドの選手、ネイマールやリベリなど数々のビッグネームと対峙してきました。対戦する時は、試合前から自分の中でイメージを膨らませているのですか?
「スカウティングビデオは観るからある程度プレーのイメージはできているけど、情報を入れすぎると完全に逆を取られた時に追いつけないレベルの選手だから。映像をある程度頭の中に入れておいて、あとはグラウンドの上で目の前に立って、その時の感覚かな。
でも、周りを使いながら来る選手のほうが嫌ですけどね。1対1だけの選手なら動きを予測しやすいけど、要所で1対1とパスワークを使い分けてくるほうが嫌。1対1だけなら選択肢は狭まるからね。
あとは守備の時に、戻らない選手のほうが嫌。守備をサボって前に残っているような選手。C・ロナウドもそういうタイプでしょ? それは嫌なんですよね。昨シーズンのシャルケとレアルの試合を現地で観た友だちも言っていたけど、レアルはめちゃくちゃカウンターが速いと。ボールを奪ったら、レアルの前線の選手はボールを見ないで相手ゴールに向かって走るんですって。
それでパッと(ボールホルダーを)見た時に、そこに精度の高いボールがスッと来る。それを聞くとね、なんていうか、アメフトじゃないけど、計算され尽くしたパスがパパパパってつながるから守備側は追いつけない。だから相手は、自分たちがボールを持っている時でも守備の意識を高めておかないとやられちゃうんでしょうね」