フンテラールはアシストした選手のところに必ず行く。
――でもそういう関係性は、シャルケでもフンテラール選手と内田選手の間にあるように見えます。
「元々俺は、中盤の選手に前を向いてほしいから、(最前線の)フンテラールにバンって当てている。まあ上手いよね、フンテラールは。友だちがシャルケの試合を観に来て一番最初に言うのは、高校の部活などでよく、監督に『ボールを収めろ』って言われるじゃないですか。『ボールを収めるというのはああいう選手のことを言うんだね』って、みんな納得してから帰る(笑)。ああいう選手は今のシャルケにとって貴重で、身体のぶつけ方とか上手いし、技術もある。あれだけ強いのに柔らかくてプレーもしなやかだし」
――2人の関係性といえば、今季10節のアウクスブルク戦でのフンテラールのゴールをアシストしたシーンは印象的でした。右サイドをぶち抜いたシーンからクロスまで、イメージどおりでした?
「(相手の)1枚目が来てかわしたら、奥の選手も食いついて中に入っていたので『行ける』と思って。あとはもう、その瞬間にスタンドのサポーターが立ち上がったからね。前のスペースも空いていたし、これはもう行くしかないんだなと(笑)」
――プレーしていても、スタンドの様子はしっかりと見えるものなんですね。
「雰囲気がね、『おっ!』って観客が前のめりになるような感じは伝わってきますよ。もう脚に乳酸は溜まっているんだけど(笑)、スタジアムの『行けっ!』っていう雰囲気でタッチラインまで走れたというか」
――あれだけ長い距離を走り、中の状況を確認しながらニアに速くて低いクロスを送りました。
「フンテラールを狙ったというより、中の選手が重なっていて敵しか見えてなかったから、コースに蹴ったという感じ。速いしバウンドもしていたし、けっこう難しいシュートだったと思うけど、あれをきちんとミートするあたりはさすがだね。
しかもフンテラールが偉いのは、ゴールを決めた後に必ずアシストをした選手のところに行きますからね。そうすると、パスを出したほうもまたアシストをしたいなって思う。逆にゴールを決めた後、自分のパフォーマンスばかりする選手がいるじゃないですか。俺が点を取ったぜ、みたいな。個人的には、あまりそういうのはね(笑)。
フンテラールはどんなアシストでも絶対に来るから。だから、みんなから信頼されてボールも集まるんだと思う。ラウールもそうだったけど、性格も出ると思うんですよね。偉いというか、人間的に周囲にも気を配れるというか」
「元々俺は、中盤の選手に前を向いてほしいから、(最前線の)フンテラールにバンって当てている。まあ上手いよね、フンテラールは。友だちがシャルケの試合を観に来て一番最初に言うのは、高校の部活などでよく、監督に『ボールを収めろ』って言われるじゃないですか。『ボールを収めるというのはああいう選手のことを言うんだね』って、みんな納得してから帰る(笑)。ああいう選手は今のシャルケにとって貴重で、身体のぶつけ方とか上手いし、技術もある。あれだけ強いのに柔らかくてプレーもしなやかだし」
――2人の関係性といえば、今季10節のアウクスブルク戦でのフンテラールのゴールをアシストしたシーンは印象的でした。右サイドをぶち抜いたシーンからクロスまで、イメージどおりでした?
「(相手の)1枚目が来てかわしたら、奥の選手も食いついて中に入っていたので『行ける』と思って。あとはもう、その瞬間にスタンドのサポーターが立ち上がったからね。前のスペースも空いていたし、これはもう行くしかないんだなと(笑)」
――プレーしていても、スタンドの様子はしっかりと見えるものなんですね。
「雰囲気がね、『おっ!』って観客が前のめりになるような感じは伝わってきますよ。もう脚に乳酸は溜まっているんだけど(笑)、スタジアムの『行けっ!』っていう雰囲気でタッチラインまで走れたというか」
――あれだけ長い距離を走り、中の状況を確認しながらニアに速くて低いクロスを送りました。
「フンテラールを狙ったというより、中の選手が重なっていて敵しか見えてなかったから、コースに蹴ったという感じ。速いしバウンドもしていたし、けっこう難しいシュートだったと思うけど、あれをきちんとミートするあたりはさすがだね。
しかもフンテラールが偉いのは、ゴールを決めた後に必ずアシストをした選手のところに行きますからね。そうすると、パスを出したほうもまたアシストをしたいなって思う。逆にゴールを決めた後、自分のパフォーマンスばかりする選手がいるじゃないですか。俺が点を取ったぜ、みたいな。個人的には、あまりそういうのはね(笑)。
フンテラールはどんなアシストでも絶対に来るから。だから、みんなから信頼されてボールも集まるんだと思う。ラウールもそうだったけど、性格も出ると思うんですよね。偉いというか、人間的に周囲にも気を配れるというか」