メクセスの首絞め以外にもピッチ上には“暴挙&奇行”がいっぱい!!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2015年01月26日

故意のタックル、暴力、喧嘩、そして噛みつき、さらには放尿!?

同情の声も多く寄せられたジダンだが、暴力は肯定されるべきものではない。侮辱は確かに原因だったが、キャリアのラストマッチで精神的に高ぶっていたことも大きかっただろう。 (C) Getty Images

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◇ロイ・キーン
 アイルランド代表、マンチェスター・ユナイテッドで活躍した闘将は、01年のマンチェスター・ダービーで、シティのアルフ・インゲ・ハーランドに悪質なタックルを仕掛けて長期の戦線離脱に追い込んだが、のちに自伝でそれが故意であることを告白したことにより、FAからも出場停止などの処分を食らった。
 
 以前の対決で、ハーランドともつれて膝十字靭帯断裂の重傷を負った際、ハーランドから罵声を浴びせられたことを根に持っていたからだとされている。ハーランドはその後、復帰はしたものの、負傷以前の調子を取り戻せないまま、03年に引退を余儀なくされた。
 
◇ジネディーヌ・ジダン
 近代サッカーで最高の選手といわれるフランスの至宝は、今大会限りでの現役引退を表明して臨んだ06年ドイツW杯で母国を決勝に導く大活躍。イタリアとの決勝でも先制のPKを技巧的に決めて見せたが、延長戦途中、マーカーのマルコ・マテラッツィに突如、頭突きを食らわせて退場処分を受けた。
 
 最も大事な場面でこのような暴挙におよんだ原因は、マテラッツィがジダンの家族を侮辱する言葉を吐いたからだとされているが、手を出した側への非難も少なくはなかった。母国もPK戦の末に敗れ、後味の悪いままスーパースターの偉大なキャリアは幕を閉じた。
 
◇ダビド・ナバーロ
 06-07シーズンのチャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント1回戦、バレンシア対インテルの一戦は試合後に乱闘にまで発展したが、この試合で出場機会のなかったバレンシアのナバーロが、インテルのニコラス・ブルディッソに近づいて顔面にパンチを食らわし、そのまま全速力でロッカールームに消え去った。
 
 ブルディソは鼻骨骨折の重傷を負い、怒ったインテルの選手がバレンシアのロッカールーム前まで詰めかけるなど大荒れの状態となった。この悪質な行為におよんだナバーロには、UEFAから7か月という長期の出場停止処分が下された。
 
◇イェンス・レーマン
 元ドイツ代表守護神のレーマンはシュツットガルト在籍時の09-10シーズン、チャンピオンズ・リーグのグループリーグでウニレア・ウルジチェニ戦の最中に突然、ゴール裏の看板を飛び越えて、なんと放尿!!
 
「緊張していたから」と弁明したが、品位を欠いた行為には批判が多く集まり、また当時はプレーでも安定感を欠いていたことから、あのオリバー・カーンから引退勧告を受けてしまった。
 
◇マリオ・バロテッリ
 ピッチ外でも数々のトラブルを引き起こしているバロテッリは、もちろん(!)試合中にも様々な問題を起こしている。マンチェスター・シティ時代に相手の顔を踏みつけて4試合出場停止の厳罰を食らったりもした悪童は、相手や観衆の挑発を受け流すことができない性格で、その過剰反応でも多くのペナルティを受けてきた。
 
 そんななかで未遂止まりとして話題になったのは、12年の欧州選手権、グループリーグのアイルランド戦。ゴールを決めたバロテッリはゴール裏のアイルランド・サポーターに何かを叫んだが、ここでチームメイトのレオナルド・ボヌッチがバロテッリの口を塞ぎ、この時は暴挙を未然に防いだのだった。
 
◇ルイス・スアレス
 アヤックス在籍時の10年にPSVのオトマン・バッカルの肩を、リバプール時代には13年にチェルシーのブラニスラフ・イバノビッチの腕に噛みついた前歴を持つウルグアイ代表の点取り屋は、世界中が注目するワールドカップの舞台でもやらかしてしまった。
 
 イタリアとのグループリーグ最終戦で、マークに付いたジョルジョ・キエッリーニの肩にくっきりと歯形を残し、ピッチを強制退場となったスアレスはそのまま大会を終え、さらにFIFAから4か月間のサッカー活動停止という重罰を受けてしまった。
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