メクセスの首絞め以外にもピッチ上には“暴挙&奇行”がいっぱい!!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2015年01月26日

日本サッカーのお歴々を激怒させた、後の日本代表監督の奇行。

ボールへの唾吐きは「ブラジルではよくやること」と語った当時のジーコ。後の日本代表監督の撹乱作戦は奏功せず、V川崎の優勝決定PKは決まった。 (C) Getty Images

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◇フランク・ライカールト
 90年イタリアW杯の決勝トーナメント1回戦で、オランダのライカールトは西ドイツのルディ・フェラーと口論。人種差別的発言を受けたとして、2度にわたってフェラーの頭部に唾を吐きかけた。両者ともに退場となったが、ダメージはオランダのほうが大きかった(1-2で敗北)。後にライカールトはこの行為を悔やんだという。
 
◇ルボミール・モラフチク
 90年イタリアW杯準々決勝で西ドイツと対戦したチェコスロバキアのモラフチクは、判定に対して悔しさのあまり思わず足を振り上げると、運悪く(?)シューズが脱げて大きく飛んだ。審判に向けての行為ではなかったが、これで心証を悪くしたのか、二度目の警告→退場。ちょっと気の毒でもあったが……。
 
◇ミチェル
 レアル・マドリーの80年代の黄金時代創成に大貢献した得点力の高いMF(前オリンピアコス監督)は92年、国内リーグでバジャドリーのカルロス・バルデラマをマークする際、何度も股間にタッチ。バルデラマが思わず「?」という感じでミチェルの方を見る様子は面白くもあったが、下品な行為としてミチェルは処分を受けることとなった。
 
◇ルイジ・デジデーリ
 91-92シーズンのセリエA。ナポリ戦で起用されたデジデーリが同点ゴールを決めたまでは良かったが、それまで満足に出場できなかった恨みを晴らすかのごとく、ルイス・スアレス監督にジェスチャー付きで挑発の言葉を吐いたから、ベンチの面々は喜びも忘れて唖然。結果、クラブからは罰金を食らい、出場機会が増えることもなかった。
 
◇ジーコ
 93年、Jリーグ初代年間王者を決するチャンピオンシップ2戦目、ヴェルディ川崎が王座に大きく近づくPKを得た際、三浦知良がセットしたボールに近づいた鹿島アントラーズのジーコが、唾を吐きかけて退場となった。
 
「相手の集中力を削ぐための行為」とジーコは語るも、川淵三郎チェアマン(当時)をはじめ多くのサッカー関係者は「日本サッカーを愚弄している」と激怒した。
 
◇シュテファン・エッフェンベルク
 94年アメリカW杯のドイツ代表に選出されたエッフェンベルクは、慣れないSBとして出場した韓国戦で、罵声を浴びせたスタンドに向けて中指を立てた。これがベルティ・フォクツ監督の怒りを買って即強制帰国。以降、代表選手として大舞台に立つことはなかった。
 
◇フラビオ・サンドナ
 かつてアビスパ福岡に入団するも、家族のホームシックによりシーズン開幕前に退団したエピソードを持つDFサンドナと、Jリーグの数クラブでプレーしたFWエジムンドが、95年のスーペルコパ・スダメリカーナで大騒ぎを引き起こした。
 
 事の発端は、サンドナ(ベレス・サルスフィエルド)の密着マークにイラついていたエジムンド(フラメンゴ)が挑発気味に頬をはたく。すると、サンドナは張り手で返し、さらにプロレスラー顔負け(?)のラリアットを一閃。もろに食らったエジムンドは倒れ、そこから両チームの選手、スタッフ入り乱れての大喧嘩が始まり、警官隊が出動する事態となった。
 
◇ホセ・ルイス・チラベル
 パラグアイの名GK&闘将ながら、その荒っぽい性格で多くの問題を起こしてきたチラベルだが、2002年日韓W杯・南米予選ブラジル戦後の暴挙は、テレビカメラの前で行なわれたものとして、世界中に広まってしまい、大きな非難を浴びた。
 
 ロベルト・カルロスと何やら会話をかわしたチラベルは、なんとこのブラジル代表SBの顔面に唾を吐きかけたのだ。これで闘将は、3試合の出場停止を受ける羽目となった。もっとも、ロベカルが人種差別的な発言をしたとのことで、こちらも十分に“暴挙”と言えるだろう。
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