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通訳→コーチ→強化SD。「あまりない」キャリアを歩んだキム・チョンフンが語った鳥栖への感謝

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年12月26日

鳥栖にとって実に3年ぶりの新卒獲得だった。

19年、キム・チョンフンが獲得した林は、特別指定選手としてJデビューして初ゴールも決めた。期待の新戦力だ。(C)J.LEAGUE PHOTOS

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 そして、強化部の一員となり、19年シーズンより強化部スポーツダイレクターに就任することになった。着手したのは育成型クラブへの土台作りだった。

「とにかく優秀で鳥栖に合った新卒選手を獲ることに注力しました。ホームやアウェーの試合後はそのまま、各地に大学生の試合を観に行きました」

 スカウト不在のため、強化部のトップでありながら現場に足を運ぶ状況だった。確かに練習場でキム・チョンフンの姿を見かけることは決して多くなかった。

 それだけ新卒獲得のために奔走していたということだろう。鳥栖は下部組織出身者を除けば、16年に筑波大から加入した三丸拡を最後に外部からの新卒獲得が途絶えていた。

「とにかくチーム内のあらゆるバランスを整えていこうと考えていた。来季から加入する、森下龍矢、林大地は3月のデンソーチャレンジ杯を見に行った時に目についたふたり。そこからアプローチをしました。ふたりとも他のクラブから話が来ていたし、状況は非常に厳しかった。

 それでも、何度か試合を観に行って監督さんとも話をしたり、本人たちともコミュニケーションを取り続けた。自分で言うのもおこがましいけど通訳をやっていた強みからか口説くのはうまかったのかもしれない。(笑)そこで通訳の経験が生きたのかと思いましたね」
 努力の甲斐もあって森下、林は鳥栖への加入が決まった。鳥栖にとって実に3年ぶりの新卒獲得だった。クラブが掲げる育成型クラブへの移行とチームバランスの是正。船出は順調だったが、キム・チョンフンの心に引っかかっていたのはチームの成績だった。

「アヤックスとの提携などを通じて、鳥栖の育成組織が近年とても伸びていたなかで、今後それをトップチームにつなげていくための計画はあったが、当然大事なのは今、目の前の結果でもあった。勝たないといけない葛藤があった。計画を立てたなかでそれでも勝つことを平行して求めてきた。しかし、チームは最終節まで残留を争うことになった。そういう意味では責任も取らないといけなかった」
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