【東京五輪世代の最新序列】コロンビア戦後の変化は?先発した久保と堂安の位置づけは…

カテゴリ:日本代表

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2019年11月18日

シャドーの争いは、むしろ激化している

堂安はコロンビア戦で何度か決定機を作り出した。ゴールが生まれていれば、一気にレギュラーの地位を確立できたかもしれないが……。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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【ボランチ】
○中山雄太(ズウォーレ/オランダ)
△田中駿汰(大阪体育大)
△原輝綺(鳥栖)
負傷で不参加:田中 碧(川崎)

◎=レギュラー候補 ○=有力 △=バックアッパー


 このチームのキャプテンの中山は、本来の実力を考えれば間違いなく不動のレギュラーなのだが、オランダへの移籍後は調子の波が激しいのが気掛かり。U-22コロンビア戦でも攻守に不安定な出来だった。パートナーの有力候補は、10月のブラジル戦で2点を挙げた田中碧だったものの、今回は招集辞退。その田中碧に代わってコロンビア戦で先発したのが、田中駿だった。ポジショニングには課題が残るも、素早い寄せで貢献した。広島戦でボランチ起用された原はなかなかボールに絡めなかった。やはりストッパーが適任か。
 
【シャドー】
○久保建英(マジョルカ/スペイン)
○堂安 律(PSV/オランダ)
○三好康児(アントワープ/ベルギー)
○食野亮太郎(ハーツ/スコットランド)
△鈴木冬一(湘南)

◎=レギュラー候補 ○=有力 △=バックアッパー

 
 U-22コロンビア戦で高いテクニックを見せた堂安と久保は改めてその実力を証明した。ただしそんなふたりと言えども、ゴールを生み出せたわけではない。いずれも途中出場して積極的な仕掛けで攻撃を活性化した三好と食野も、短時間ながら評価に値する活躍を見せた。実績を踏まえれば堂安と久保は別格なのだが、このふたりに絞り切ることはできない。広島戦で不慣れなシャドーを任された鈴木は、ウイングバックならレギュラー争いにも絡めるか。

【CF】
○小川航基(水戸)
○前田大然(マリティモ/ポルトガル)
○上田綺世(鹿島)

◎=レギュラー候補 ○=有力 △=バックアッパー


 広島戦、U-22コロンビア戦と無得点に終わっていて、大きなインパクトを残せた選手はいない。ただしコロンビア戦の終盤に何度か堂安や三好らと息の合ったコンビネーションを見せた小川がバックアッパーから有力候補に浮上。三つ巴の競争となっている。

取材・文:多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
 
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