「それでは遅い」と、横浜への完全移籍を決断
迎えた18年シーズン。冒頭で記したように、畠中は焦っていた。中島が、三竿が、自分とは異なるステージで活躍を見せている。同い年の安西幸輝はこの年、鹿島アントラーズに移籍し、タイトルを義務付けられている国内随一の常勝軍団でレギュラーに定着しつつあった。
だけど、自分は……。
結果的に、畠中はシーズン途中の8月に、J1の横浜F・マリノスに完全移籍を果たす。「18年シーズンを終えてから移籍しても遅くはないっていう人もいたかと思うんですけど、自分はそれでは遅いと思った」
東京Vでのレギュラーの座を手放してでも、少しでも早く上のカテゴリーに行って、自分の力を試したかった。そこで揉まれて、成長したかった。そうしなければ「間違いなく取り残されると思った」からだ。
横浜での1年目はベンチに控えることのほうが多かった。ただ今となっては「あの時の判断は間違いではなかったと思う」。今季は28節終了時点で、チームで唯一の全試合フルタイム出場中で、不動のCBとしてフル稼働している。さらに、コロンビア、ボリビアと対戦する日本代表の3月シリーズで代表初選出、ボリビア戦で代表デビューを飾った。
大きな飛躍を遂げようとしている今季について、畠中は開幕前に「想像もしていなかった」という。
「クラブでスタメンを取れるかどうかも定かではなかったし。でも、ふたを開けたら、こういう立場でやらせてもらえていて。なにより、大きな怪我なくプレーできているのも幸せなこと。すごく充実しています」
だけど、自分は……。
結果的に、畠中はシーズン途中の8月に、J1の横浜F・マリノスに完全移籍を果たす。「18年シーズンを終えてから移籍しても遅くはないっていう人もいたかと思うんですけど、自分はそれでは遅いと思った」
東京Vでのレギュラーの座を手放してでも、少しでも早く上のカテゴリーに行って、自分の力を試したかった。そこで揉まれて、成長したかった。そうしなければ「間違いなく取り残されると思った」からだ。
横浜での1年目はベンチに控えることのほうが多かった。ただ今となっては「あの時の判断は間違いではなかったと思う」。今季は28節終了時点で、チームで唯一の全試合フルタイム出場中で、不動のCBとしてフル稼働している。さらに、コロンビア、ボリビアと対戦する日本代表の3月シリーズで代表初選出、ボリビア戦で代表デビューを飾った。
大きな飛躍を遂げようとしている今季について、畠中は開幕前に「想像もしていなかった」という。
「クラブでスタメンを取れるかどうかも定かではなかったし。でも、ふたを開けたら、こういう立場でやらせてもらえていて。なにより、大きな怪我なくプレーできているのも幸せなこと。すごく充実しています」
もっとも、日本代表に関しては、“予想外”だったようだ。
「今年中には(日本代表に)呼ばれたいとは思っていましたけど、まさかあのタイミングとは……。だって、あの時点でまだ、たぶんJ1でトータル10試合も出ていなかったはず。浮足立つじゃないけど、不安ではありましたね」
ただ、3月シリーズに続き、その後も森保ジャパンには招集され続けている。本人も「慣れてはきました」と語るが、満足はしていない。
「自分が良い選手だとは全然思っていない。もっと成長できるはずだし、逆に言えば、まだまだ足りないところだらけということ」
そう自らを客観視している畠中は、「そろそろ、またステップアップしたいですね」と意欲的だ。
「今年中には(日本代表に)呼ばれたいとは思っていましたけど、まさかあのタイミングとは……。だって、あの時点でまだ、たぶんJ1でトータル10試合も出ていなかったはず。浮足立つじゃないけど、不安ではありましたね」
ただ、3月シリーズに続き、その後も森保ジャパンには招集され続けている。本人も「慣れてはきました」と語るが、満足はしていない。
「自分が良い選手だとは全然思っていない。もっと成長できるはずだし、逆に言えば、まだまだ足りないところだらけということ」
そう自らを客観視している畠中は、「そろそろ、またステップアップしたいですね」と意欲的だ。