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【連載・東京2020】岩崎悠人/前編「知られざる幼少期の物語。なぜ、一度離れた故郷に戻る道を選んだのか」

カテゴリ:Jリーグ

松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

2019年05月08日

中体連に戻った岩崎が取り戻した感覚――。それはサッカーを楽しむ姿勢だ

中学2年の終わりに地元へ戻った岩崎。シャドーの位置で伸び伸びとプレーし、本来の良さを発揮できるようになったという。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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――なるほど。だから、ハイレベルな環境に身を置いたなかでも中体連のチームに加わろうと。
そうですね。あとはサッカー部の監督がお母さんの中学校時代の担任だったので、すごく気に掛けたもらえたんです。中学校2年生の3学期ぐらいから戻ったので、確か春の大会から出ていました。

――サッカーのレベルや環境が一気に変わったなかで、戸惑いはありませんでしたか?
自分の引き出しや出来るプレーがJFAアカデミーで増えました。そういう意味で以前とは異なる感覚があったので、楽しんでやれていましたね。中学校の時はボランチ、トップ下、サイドをやっていましたけど、主にやっていたのはシャドー。プレースタイルもドリブルからシュートに持ち込む感じでした。小学校時代の感覚も戻ったので、やり易さがあった。やっぱり、そこで創造性が戻ったと思います。

───◆───◆───
 幼少期に偶然、巡り合ったサッカー。もし、近隣に他の競技を習う環境があれば、今とは違った人生を歩んでいたかもしれない。数奇な出会いを経て、地元を離れた中学時代。ピッチ内外で多くの経験を積み、岩崎は自らの意思で故郷に戻る道を選んだ。そして、迎える高校生活。ここで人生を大きく左右する師と出会う。京都橘高の米澤一成監督だ。
 
 なぜ数ある選択肢のなかから、“古都の強豪校”を選んだのか。最後の選手権で死闘を繰り広げた市立船橋戦で感じた想いは――。5月10日にお届けする中編では、高校時代の秘話を交えながら当時の心境を明かす。
 
PROFILE
岩崎悠人/いわさき・ゆうと/1998年6月11日生まれ、滋賀県出身。172㌢・69㌔。金城JFC―JFAアカデミー福島U-15―彦根中央中―京都橘高―京都―札幌。J1通算4試合・0得点(5月8日時点)。J2通算68試合・3得点。京都橘高では1年次から活躍。同年には選手権ベスト8を経験した。卒業後は京都に加入。1年目からレギュラーとなり、プロ3年目を迎えた今季から札幌でプレーをしている。世代別代表の常連であり、2017年のU-20ワールドカップにも出場。20年の東京五輪でも活躍が期待される有望株だ。

 
取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWEB編集部)
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