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ジーコは怒っているのではなく――20冠達成の鹿島に、そのスピリットはいかにして浸透したのか?

カテゴリ:Jリーグ

加部 究

2018年11月13日

ACL決勝の一方でリーグ戦でも連勝。21冠目に向けて走り始めている鹿島

鹿島はACL第2戦の4日前に行なわれた32節・柏戦も控え組のメンバーで勝利。2年目の山口(19番)が決勝点を奪った。写真:徳原隆元

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「プロならどんな相手にも絶対に負けてはいけない」
 
 それはJリーグ開幕直前に、ジーコが怒髪天を衝く勢いで熱弁した。イタリア遠征で組まれたクロアチア代表戦は、雲の上のような存在だらけのスター軍団。それでも大敗に白板を叩きまくって奮起を促した。きっとこの時の意識改革は、23年後のレアル・マドリーに一歩も引かない一戦や、20冠目のアジア制覇へと繋がっているに違いない。
 
 鹿島は再び世界への挑戦権を得た。しかしこの快挙と同じくらいインパクトを与えたのが、ターンオーバーでプレーしリーグ戦でC大阪、柏に連勝した控え組のパフォーマンスだった。決して相手を圧倒したわけではないが、若い力が躍動して主力を揃えたライバルを競り落とした。20冠を獲得した鹿島は、すでに21冠目に向けて走り始めていることを証明していた。
 
文●加部 究(スポーツライター)
 
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