ACL決勝の一方でリーグ戦でも連勝。21冠目に向けて走り始めている鹿島
「プロならどんな相手にも絶対に負けてはいけない」
それはJリーグ開幕直前に、ジーコが怒髪天を衝く勢いで熱弁した。イタリア遠征で組まれたクロアチア代表戦は、雲の上のような存在だらけのスター軍団。それでも大敗に白板を叩きまくって奮起を促した。きっとこの時の意識改革は、23年後のレアル・マドリーに一歩も引かない一戦や、20冠目のアジア制覇へと繋がっているに違いない。
鹿島は再び世界への挑戦権を得た。しかしこの快挙と同じくらいインパクトを与えたのが、ターンオーバーでプレーしリーグ戦でC大阪、柏に連勝した控え組のパフォーマンスだった。決して相手を圧倒したわけではないが、若い力が躍動して主力を揃えたライバルを競り落とした。20冠を獲得した鹿島は、すでに21冠目に向けて走り始めていることを証明していた。
文●加部 究(スポーツライター)
それはJリーグ開幕直前に、ジーコが怒髪天を衝く勢いで熱弁した。イタリア遠征で組まれたクロアチア代表戦は、雲の上のような存在だらけのスター軍団。それでも大敗に白板を叩きまくって奮起を促した。きっとこの時の意識改革は、23年後のレアル・マドリーに一歩も引かない一戦や、20冠目のアジア制覇へと繋がっているに違いない。
鹿島は再び世界への挑戦権を得た。しかしこの快挙と同じくらいインパクトを与えたのが、ターンオーバーでプレーしリーグ戦でC大阪、柏に連勝した控え組のパフォーマンスだった。決して相手を圧倒したわけではないが、若い力が躍動して主力を揃えたライバルを競り落とした。20冠を獲得した鹿島は、すでに21冠目に向けて走り始めていることを証明していた。
文●加部 究(スポーツライター)