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英国誌記者が“20冠”に想う。「アザディでの90分間にアントラーズの哲学が凝縮されていた」

カテゴリ:Jリーグ

マイケル・プラストウ

2018年11月13日

これからも、日本フットボール界の理想郷であり続ける

入団2年目の安部(手前)など、次代を担う若手が次から次へと台頭してくる。これもまたブレない鹿島イズムの一端だ。(C)Getty Images

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 アンドレス・イニエスタにルーカス・ポドルスキ、フェルナンド・トーレスといった外国籍のビッグネームが今季のJリーグを沸かせた。この冬のオフにも大物選手が来日しそうだとの噂は後を絶たないし、そうなれば、日本のフットボール界はさらに盛り上がるだろう。

 その一方で、アントラーズはただみずからの信じる道を歩み続ける。セルジーニョ、レオ・シルバ、クォン・スンテらは世界的な知名度は高くないものの、JリーグとACLではずば抜けたタレント力を発揮し、鈴木優磨や安部裕葵、三竿健斗ら若手を中心とした日本人選手たちと抜群の連携を見せている。テヘラン決戦では存分に、成熟したチームの姿を示してくれた。

 アジア制覇、おめでとう。だがこれは彼らにとって、ひとつの通過点に過ぎないのだろう。

 鹿島アントラーズはこれからも、日本フットボール界の理想郷であり続ける。
 
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著者プロフィール
マイケル・プラストウ/1959年、英国のサセックス州出身。80年に初来日。91年に英国の老舗サッカー専門誌『ワールドサッカー』の日本担当となり、現在に至る。日本代表やJリーグのみならず、アジアカップやACLも精力的に取材し、アジアを幅広くカバー。常に第一線で活躍してきた名物記者だ。ケンブリッジ大学卒。
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