――14年３月にハムストリングを痛めた右足の状態はいかがですか？
「もう大丈夫です。今はランニングや体幹トレーニングをやっています。アーセナルのサマーキャンプはけっこう走るので、ついていけるように準備しておこうと思っています」
 
――14－15シーズンはどんな１年にしたいですか？
「２シーズン連続で大きな怪我をしてしまったので、まずは健康体で１年を過ごせるようにすること。そのうえで、結果を残していきたい。もちろん苦しいこともあると思いますが、自分を信じて乗り越えていきたいです」
 
――怪我をしないために、何が一番大切ですか？
「身体のケアだったり、毎日の食事だったり、全てが重要になってくると思います」
 
――プレーの面で改善したいポイントは？
「バイタルエリアでボールを受ける動きです。味方から縦パスをもらったときに、スムーズに前を向いて仕掛けられるか。パスを繋いで崩すアーセナルのプレースタイルを考えても、必要になってくる動きだと思います」
 
――厳しいポジション争いを勝ち抜くためには、一番必要なことはなんですか？
「インパクトですかね。出た試合で点を取って、それを繰り返す。そうすれば監督も使ってくれるでしょうし、ファンも後押してくれるはず。周りを味方につけるには、結果が大事です。全てといっていいかもしれません」
 
――アーセナルで『いつかこういう選手になりたい』という将来像はありますか？
「アジア人初のアーセナルのレジェンドになりたいですね。アンリぐらいの」
 
――開催中のブラジル・ワールドカップについても聞かせてください。試合は観ていますか？
「ライブで観ていますよ。今日も寝不足気味です（笑）」
 
――印象に残っている試合は？
「コロンビア対コートジボワールです。コロンビアのカウンターがすごかったですね。大会全体の傾向として堅守速攻のチームが強い。一時はバルサのパスサッカーが全盛でしたが、今後はカウンターが主流になるのかなという気がします」
 
――印象に残った選手は？
「コロンビアのクアドラードとオランダのロッベンです。スピードのある選手が好きなので。あとはネイマール。地元開催のワールドカップでしかも10番。重圧は半端ないと思います。それでも、きっちり結果を残すあたりはさすが。僕もそういう選手になりたいですね」
 
――優勝は？
「ブラジルでしょう。地元開催ですし。大穴でチリもありえると思います」
 
――最後に新作スパイク『ナイキ マーキュリアル スーパーフライ FG』について聞かせてください。履き心地はいかがですか？
「フィット感がすごい。とても軽いですし、僕のようなスピード系のアタッカーにはぴったりだと思います。僕は派手なスパイクが好きなので、こういう斬新なデザインもすごく気に入っています」

宮市亮
◇生年月日／1992年12月14日
◇身長・体重／183センチ・71キロ
◇クラブキャリア
2010-11 フェイエノールト（HOL）12試合・３得点
2011-12 アーセナル（ENG）０試合・０得点／ボルトン（ENG）12試合・０得点
2012-13 ウィガン（ENG）４試合・０得点
2013-14 アーセナル（ENG）１試合・０得点
◇日本代表代表歴／２試合・０得点
◇日本代表デビュー／2012年５月23日（アゼルバイジャン戦）
※記録は2014年７月４日現在

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