【現地発】6チームに絞られたブンデスCL出場権争い――それぞれの現状と展望は!?

カテゴリ:連載・コラム

中野吉之伴

2018年04月14日

まだどのチームにも十分なチャンスあり!

足首の怪我が長引いた香川真司だが、ようやく全体練習に復帰。シャルケ戦への出場は難しいようだが、今シーズン中に復帰してキーマンになることができるか。 (C) Getty Images

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 最後に、主力のセバスティアン・ルディとニコラス・ジューレ、そしてサンドロ・ヴァーグナーの3人がバイエルンに移籍したホッフェンハイムは、なかなか理想のスタメンを見つけることができずに苦しんでいたが、ここ最近になってようやく、ベースとなる布陣が出来上がってきた。
 
 特に、フロリアン・グリリチュがアンカーの位置で使われるようになってから、攻守のバランスが飛躍的に良くなった。
 
 前所属のブレーメンにいた時から、攻撃的なセンスは高く評価されていたが、今ではゲームコントロール能力とポゼッション時のポジショニングが改善され、チームの中心として欠かせない存在になっている。マルク・ウートとセルジュ・ニャブリの両雄がゴールを量産できていることとも、無関係ではない。
 
 ここ最近はパフォーマンスが安定しており、ホッフェンハイムは負けないチームになっている。
 
 残り5節、この6チームのあいだで直接対決もたくさん残されているだけに、どこにも十分なチャンスがある。ラストスパートを成功させ、来シーズン、CLの舞台でプレーするのはどのクラブになるのか!? その答えは、もうすぐ出る。
 
文:中野 吉之伴
 
【著者プロフィール】
なかの・きちのすけ/1977年7月27日秋田生まれ。武蔵大学人文学部欧米文化学科卒業後、育成層指導のエキスパートになるためにドイツへ。地域に密着したアマチュアチームで様々なレベルのU-12からU-19チームで監督を歴任。2009年7月にドイツ・サッカー協会公認A級ライセンス獲得(UEFA−Aレベル)。SCフライブルクU-15チームで研修を積み、2016-17シーズンからドイツU-15・4部リーグ所属FCアウゲンで監督を務める。「ドイツ流タテの突破力」(池田書店)監修、「世界王者ドイツ年代別トレーニングの教科書」(カンゼン)執筆。最近は日本で「グラスルーツ指導者育成」「保護者や子供のサッカーとの向き合い方」「地域での相互ネットワーク構築」をテーマに、実際に現地に足を運んで様々な活動をしている。
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