懸念材料が全くないわけではない…。
とはいえ、懸念材料が全くないというわけではない。
まず挙げられるのが、周囲との連携面だ。サンチェスのパスは相手のランニングに合わせるというより、自分のイメージでボールを蹴ることが多い。ゆえに、サンチェスの考えを受け手が共有できていれば得点にも繋がるが、まだ誰も走り込んでいないスペースにボールが飛んでいくことも多々ある。
ポール・ポグバ、マタ、リンガードなどの発想力を持った選手とはイメージを共有できる可能性が高いものの、その他の選手がどこまで、サンチェスのペースやイメージについていけるのかが不安だ。
そして最後に、前にも記したようにサンチェスはキープ力があるが、その特徴は悪く言えば、持ちすぎるという悪癖にもなる。
今のマンチェスター・Uには、シンプルにボールを捌く選手が多いため、そこまで悪影響を及ぼさないだろうが、それでも球離れが悪い選手が重複すれば、リズムが悪くなるのは当然だ。
とはいえデビュー戦の内容を見る限り、サンチェスにボールが集中し、早速、チームメイトの信頼を獲得したように見える。あとはその信頼に応え、得点に直結するプレーを継続的に見せられれば、サポーターからの後押しも受けられるはずだ。
日本時間2月1日の早朝には、早速、プレミアリーグでのデビューが期待される。しかも相手はトッテナムだ。この大一番で「7番」に見合うだけの活躍を披露できるかに注目したい。
文●内藤秀明 text by Hideaki Naito
まず挙げられるのが、周囲との連携面だ。サンチェスのパスは相手のランニングに合わせるというより、自分のイメージでボールを蹴ることが多い。ゆえに、サンチェスの考えを受け手が共有できていれば得点にも繋がるが、まだ誰も走り込んでいないスペースにボールが飛んでいくことも多々ある。
ポール・ポグバ、マタ、リンガードなどの発想力を持った選手とはイメージを共有できる可能性が高いものの、その他の選手がどこまで、サンチェスのペースやイメージについていけるのかが不安だ。
そして最後に、前にも記したようにサンチェスはキープ力があるが、その特徴は悪く言えば、持ちすぎるという悪癖にもなる。
今のマンチェスター・Uには、シンプルにボールを捌く選手が多いため、そこまで悪影響を及ぼさないだろうが、それでも球離れが悪い選手が重複すれば、リズムが悪くなるのは当然だ。
とはいえデビュー戦の内容を見る限り、サンチェスにボールが集中し、早速、チームメイトの信頼を獲得したように見える。あとはその信頼に応え、得点に直結するプレーを継続的に見せられれば、サポーターからの後押しも受けられるはずだ。
日本時間2月1日の早朝には、早速、プレミアリーグでのデビューが期待される。しかも相手はトッテナムだ。この大一番で「7番」に見合うだけの活躍を披露できるかに注目したい。
文●内藤秀明 text by Hideaki Naito