【移籍市場超速報】ドルトムントがインモービレに本気

カテゴリ:ワールド

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2014年04月09日

アーセナルが注目するサウロが夢見る新天地は…。

移籍市場でにわかに注目を集めているサウロの意中のクラブはインテルだ。ディ・マルツィオ記者のオフィシャルサイトの独占取材で明らかに。 (C) Getty Images

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【バーゼル】インテルへの移籍を夢見るCBサウロ

 アルゼンチンがセリエAに送り込んだセンターバックは少なくない。ワルテル・サムエル(インテル)、ファクンド・ロンカグリア(フィオレンティーナ)に始まり、ガブリエル・パレッタ(パルマ)、エセキエル・ムニョス(パレルモ=セリエB)まで。彼らと同様、ボカ・ジュニオルス育ちのCBとして注目を集めているのが、バーゼルでプレーする90年生まれのガストン・サウロ。ウディネーゼは以前からチェックリストに名前を挙げてその動向を追ってきたが、ここにきてアーセナル、ニューカッスルといったイングランド勢も注目し始めた。しかし、本人が夢見ているのはインテルだ。『gianlucadimarzio.com』の独占取材に答えて、サウロはこう語っている。

「セリエAは子供の頃からずっと見ている。なかでも好きだったのはインテルだ。あのレベルのクラブでプレーするのが僕の夢だ。アルゼンチン人がたくさんいるし、サムエルは僕にとってお手本だ。機会があれば彼のプレーを見て、いろいろなことを学んでいる。テベス? 彼もボカが生んだ偉大なカンピオーネ(名手)だ。もしかするとヨーロッパリーグの準決勝でユベントスと対戦するかもしれない。楽しみだよ」


【カリアリ】チェッリーノ会長のリーズ買収が決着

 一度はフットボールリーグの審査でオーナー不適格と判断されて、白紙に戻るかに見えたカリアリのマッシモ・チェッリーノ会長によるリーズ(イングランド2部)買収は、審査に対する不服申し立てが受け入れられて、最終的にゴーサインが出された。チェッリーノはリーズの発行済株式の75パーセントを買い取り筆頭株主となって経営権を手中に収めた。

【リボルノ】スピネッリ会長、経営権売却を示唆

 ユベントスとのアウェー戦を前に『Sky Sport』のインタビューに答えたリボルノのアルド・スピネッリ会長は、「ユベントスの選手を見ただけで、この試合が2-0からスタートするような気分になる。ユーベは別の惑星の住人。今日は0-0でも1-1でも、勝点1が望みうる最良の結果だろう」と語った後(試合はユベントスが2-0で勝利)、リボルノの未来について次のように述べた。
「リボルノのオーナーを長年務めて少し疲れている。そろそろ一歩下がって誰かに道を譲る時だ。私の息子がどうしたいのかは分からない。ローマに住んでいるリボルノ出身の人物がクラブの買収に興味を持っている。そのためにもセリエA残留に全力を尽くさなければならない」


【パレルモ】セリエA復帰に向けて盛り上がるサポーター

 4月4日の33節でアベッリーノを2-0で下し、バーリに0-2で敗れた2位エンポリとの勝点差を13に広げて、セリエBの首位を独走するパレルモ。序盤戦こそもたついてジェンナーロ・ガットゥーゾ監督解任というアクシデントを経験したものの、後任のジュゼッペ・イアキーニがチームを立て直し、就任後の27試合でわずか2敗(17勝8分け)というハイペースでセリエA昇格へとひた走っている。7日にホームスタジアムのレンツォ・バルベーラで行なった公開練習には、平日にもかかわらず約3000人のサポーターが集まり「セリエAに帰ろう」というチャントでチームを励ました。それが実現するのもそう遠い先の話ではないはずだ。

――◆――◆――

【翻訳:片野道郎】
【翻訳者からのごあいさつ】
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。

 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。

 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。

 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。

 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。

 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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