バルサがメッシも戦った「Cチーム」を復活へ。シャビ招聘案を含めたその理由とは?

カテゴリ:メガクラブ

工藤拓

2017年05月08日

「シャビ監督」もタレントの引き留めに役立つと踏んだ?

Bチーム監督の就任オファーを断ったと伝えられるシャビ。バルサ復帰はもうしばらく先か?(C)Getty Images

画像を見る

 その影響をモロに受けたのが、バルサBだった。毎年のように主力の大半がチームを去り、その穴をフベニールAから引き上げた10代の選手で埋めていった結果、チームの平均年齢が年々下降。それがチームの弱体化に繋がり、ついには2年前のセグンダB降格に至ったのである。
 
 現在も左SBのマルク・ククレジャ、UEFAユースリーグでの超絶ドリブルが話題となったFWジョルディ・エムボウラなどフベニールAの逸材が他クラブのオファーになびきつつあり、クラブは引き止めに苦心している。
 
 トップチーム昇格を待たずに他クラブへ流れる選手が増えている近年の流れを変えるには、バルサBをセグンダAに引き上げ、プレー環境のレベルを上げることが第一だった。それが現実味を帯びてきたことで、今度はフベニールとバルサBの間の中継地点となるバルサCを復活させ、より多くのカンテラーノを引き止める環境を作ろうというわけだ。
 
 つい先日には、2015年夏に惜しまれつつもクラブを去ったシャビ(現アル・サード)が、バルサBの監督就任オファーを断っていたことも話題となった。それも“カンテラーノの引き止め策”の1つだと取るのは考えすぎだろうか。しかし、カリスマMFの指導を受けられるのであれば、喜んでバルサBに残るというカンテラーノが少なくないことは確かだろう。今後に動きに注目したい。
 
文:工藤拓
 
【著者プロフィール】
1980年、東京都生まれ。桐光学園高、早稲田大学文学部卒。三浦知良に憧れて幼稚園からボールを蹴りはじめ、TVで欧州サッカー観戦三昧の日々を送った大学時代からフットボールライターを志す。その後EURO2004、W杯ドイツ大会の現地観戦を経て、2006年よりバルセロナへ移住。現在は様々な媒体に執筆している。
【関連記事】
バルサが再び「カンテラ重視」へ! SDが生え抜きの増員を明言
ネイマール妹と“キス写真”のインテルFW、「恋愛している場合か!」と皮肉られる
生々しい下着姿で…ユーベDFの美人妻のセクシーショット投稿が話題に
メッシ、年俸37億円超の延長オファーを拒否するも、バルサは楽観視!?
バルサ贔屓のスペイン紙も久保のトップデビューを称賛「自信を持ってプレーした」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ