【J1採点&寸評】鹿島×浦和|落球の曽ヶ端に最低点4.5。逆転2ゴールの李に最高点

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年07月24日

浦和――守備陣は全員が及第点の6以上。「鹿島キラー」高木は空回り。

勝利の瞬間、ガッツポーズを作る柏木、青木ら。年間順位、第2ステージともに2位に浮上した。(C)SOCCER DIGEST

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警告/鹿島=ファン・ソッコ(90+1分)、浦和=槙野(5分)
退場=なし
MAN OF THE MATCH=李 忠成(浦和)

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【チーム採点・寸評】
浦和 6.5
鹿島とのアウェー戦で、嫌な形で先制点を与えたものの、李の2ゴールで逆転勝利。興梠と遠藤のリオ五輪組が不在のなか、収穫と課題が浮かび上がるなかで、勝点3を掴んだのは大きい。第2ステージ2位浮上、年間勝点は鹿島と並び2位タイとした。


【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6.5
再三にわたって放たれる様々な種類のクロスに、勇気を持って前に出て対応。土居の飛び出しにつききれず先制点を与えたが、闘う姿勢を変わらず最後まで示して逆転に導いた。

DF
46 森脇良太 6
最後のところで崩されず踏ん張っていたものの、サイドでの金崎との球際の競り合いに負けて、そこから先制点につなげられた。ただ、そこから挽回して、終盤はゴール前で身体を張った。


4 那須大亮 6.5
鹿島2トップの質の高い動きに苦労したものの、ゴール前の絶体絶命になりかけた場面で必ず立ちはだかった。課題を修正しながら守り切るあたりは、さすが百戦錬磨のベテランだ。

5 槙野智章 6
早い時間に警告を受けたが、その後はリスクを最小限に抑えてプレー。粘り強い守備で貢献した。数は限られたが攻撃参加した際は迫力があった。

MF
7 梅崎 司 6
前半は躊躇いが見られた。しかし李が投入された後半、思い切って仕掛ける回数が増加。山本へのチェックが緩くなってクロスから失点を許したが、直後、柏木へのタテパスから同点ゴールをもたらした。
 
10 柏木陽介 6.5
前半は柴崎の厳しいマークをかいくぐれず苦戦。しかし後半、パスを預けてリズムを作り出し、右サイドからの右足のクロスで同点弾をアシスト。一気に浦和へ流れをもたらした。
 
22 阿部勇樹 6
攻撃参加した際に惜しいミドルを放つ。後半は相手が数的優位を作ろうとするスペースを埋めて、主導権を与えなかった。
 
24 関根貴大 6
カットインからの鋭いシュートで決定機を作る。あのシュートが逆転弾の呼び水になったと言っていいだろう。

 13 高木俊幸 5.5(57分OUT)
「鹿島キラー」ぶりが買われての先発抜擢。 ペナルティエリア内でボールをキープし、チャンスになりかけたが……そこからあと1プレーを出せなかった。
 
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