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「卒業後は一流企業に入るものと…」J創成期の“元浦和レッズ戦士”が慶大教授へと転身を遂げるまで。教え子・武藤とのミラクルな秘話も

カテゴリ:Jリーグ

河野 正

2024年12月16日

5年前に教授就任。「ソッカー部だけではなく、体育会全体を発展させたい」

体育研究所所長の職のみならず、早大でフットサルの指導にもあたるなど、須田氏は多忙な日々を過ごしている。写真:河野正

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 19年4月に教授となり、21年夏から1年間、ルール大学ボーフム(ドイツ)スポーツ科学部の訪問研究員として、オランダに続いて大国のサッカーを学んだ。『ドイツサッカー文化論』などの共著もある。

 昨年10月には現職の体育研究所所長に栄達し、18人の教員とともに教育と研究に出精している。10年から早大でフットサルを指導する非常勤講師も継続中だ。

 須田は専門の実技と講義、研究に没頭する研究所の教員に対し、自分の強みを徹底的に磨き、とことん研究に打ち込んでほしいと常々伝えているそうだ。「組織って個の集団なので、個が秀逸なら組織の発展につながりますからね」と持論を述べる。
 
 今後の夢を尋ねると「ソッカー部だけではなく、体育会全体を発展させたい。今の役割、宿命、仕事、運命を目いっぱいこなし、遂行することが夢ですね。それが所長の使命だと思う」と間髪入れずに答えた。

 引退してちょうど30年が経過。すっかり教員と研究者の顔になった。

(文中敬称略/表記は当時のもの)

取材・文●河野 正

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