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【イタリア代表】新機軸3-4-3の大きな収穫と残された課題。「当確の16人」と残る7枠の行方は?

カテゴリ:連載・コラム

片野道郎

2016年03月31日

2試合の結果を踏まえ、EUROの候補メンバーを絞り込むと――。

コンテ監督は「16人はほぼ確定」とコメント。残る7枠は熾烈な争いに。(C)Getty Images

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 ドイツ戦前日に受けた国営放送局『RAI』の独占インタビューで、コンテは「16人はほぼ確定」とコメントしている。それを手がかりにしつつ、3-4-3システムの採用を前提に候補選手を絞り込むと、次のようになるだろう。
 
 GKは、ジャンルイジ・ブッフォン、サルバトーレ・シリグ、マッティア・ペリンという今回の招集メンバーでほぼ確定。
 
 CBは、3バックのレギュラー候補3人(バルザーリ、ボヌッチ、キエッリーニ)と、左右のSBもできる控え一番手のマッテオ・ダルミアンが当確。残り1~2枠を今回招集されたダビデ・アストーリ、フランチェスコ・アチェルビ、アンドレア・ラノッキアが争うことになるだろう。
 
 この2試合のパフォーマンスに限ればアストーリ>アチェルビということになるのだろうが、いずれにしてもどんぐりの背比べであるのは否めない。今回は故障明けのため未招集となり、ローマでのパフォーマンスも決して安定しているとは言えない重鎮ダニエレ・デ・ロッシを、コンテがどう評価しているのかが気になるところだ。
 
 3-4-3を前提とするならば、サイドハーフには、SBが本職の選手ではなく、攻撃でもそれなりの貢献が期待できるプレーヤーを置きたいところ。コンテがこの2試合でフロレンツィとジャッケリーニ(いずれも当確)を起用したのもそれゆえだろう。
 
 とはいえ、オプションとして4バックという選択肢も持っておくことを考えれば、SB的なプレーヤーも各サイドに1人ずつは確保したいはず。ダルミアン(右利きだが左右に対応)がここで使えることを考えれば、ロレンツォ・デ・シルベストリ、ルカ・アントネッリ、マッティア・デ・シリオという3人のうち、左利きのアントネッリは入れておきたいところか。デ・シルベストリとアントネッリは、この2試合で選択の決め手となるようなパフォーマンスを見せられなかったので、シーズン終了時点での調子を見極めて決断を下すことになるだろう。
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