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【J2採点&寸評】5節・全11カードを現地取材記者が採点!|C大阪がロスタイムの失点で一歩後退、熊本が首位浮上!

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年03月31日

千葉×群馬|千葉が優位にゲームを進めるも、群馬が粘りドロー決着。

【警告】千葉=山本(42分) 群馬=松下(32分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】松下裕樹(群馬)

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【チーム採点・寸評】
千葉 6
ハーフタイムに「前半はよくボールを動かせている」と関塚監督が語ったように長澤、アランダ、船山を中心にゲームを優位に進めた。しかし、1点が遠かった。

群馬 6
サイドから仕掛ける得意の攻撃はなかなか機能せず、カウンター時もFWにボールが入らないことで、千葉ゴールに迫れなかった。一方守備では、ハイボールにも対応し、カウンターも素早い寄せで潰すなど、全員が最後まで集中を切らさずに千葉の攻撃をシャットアウトした。

【J2 PHOTOハイライト】5節 千葉は勝ち切れず…群馬とスコアレスドロー​

【千葉|採点・寸評】
GK
23 佐藤優也 5.5
8分にトラップミスであわや失点という場面を招く。安定したセービングは見せるも、素早いフィードが味方と合わないシーンもあった。
 
DF
3 近藤直也 6
群馬2トップに追われるなか、冷静にフィードを送った。序盤にはズレがあったパス精度も修正。

5 多々良敦斗 6
持ち前の粘り強い守備だけでなく、タイミングを見たオーバーラップで攻撃に厚みを加えた。26分にはクロスで船山の決定的なシュートを演出。
  
24 イ・ジュヨン 6
群馬のハイプレッシャーにも慌てずにパスをつないだ。14分には舩津の強烈ミドルをブロック。ゴール前で身体を張った。
 
27 阿部翔平 5.5
正確な左足で2トップへ好フィードを供給。特に船山との息はピッタリで、ふたりの関係性で何度もチャンスを作った。終盤にクロスの質が落ちたのは残念。
 
MF 
6 山本真希 6(90+3分 OUT)
アランダと協力して守備の防波堤を築きながら攻撃にも参加。得意のアーリークロスで吉田、船山の頭を狙った。
 
10 長澤和輝 6
カウンターのスイッチ役として存在感を放つ。展開力があり、前後左右へボールを振って攻撃を操った。欲を言えばゴールに直結する仕事が欲しかった。

16 小池純輝 6(73分 OUT)
積極的に縦に仕掛け、攻撃に推進力を生み出した。左の長澤からロングパスをもらいサイドをえぐる形は威力を発揮した。
 
22 アランダ 6
何気なく見えるが、縦パスを前につける能力は秀逸。クロスをジャストミートできないなどシュート精度は課題も、攻守に効いていた。
 
FW 
11 船山貴之 6
この日も攻撃の軸として躍動。味方がボールを持てば、即座に動き出してパスを呼び込む。狙いとするカウンターを機能させた。ただ、66分にこの日一番のチャンスを決められなかったのは悔やまれる。
 
18 吉田眞紀人 5.5(60分OUT)
豊富な運動量で動き回る。マークを分散させる役割は果たした。しかし、FWとしてもっとゴールへ向かうプレーを見せたかった。

交代出場
FW
9 エウトン 6(60分 IN)
交代直後にポストプレーから小池の突破を助けると、66分には船山にプレゼントパスを送る。どちらもゴールに結びつかなったが、勢いはもたらした。

MF
8 井出遥也 6(73分 IN)
80分に船山とのワンツーでゴール右にわずかに外れるシュートを放つ。前への意識は高かった。

DF 
4 北爪健吾 -(90+3分 IN)
終盤に前線へ投入される。勢いよくゴール前へ駆け上がったものの、仕事をするには時間が短すぎた。

監督
関塚 隆 5.5
ロングパス主体の攻撃で序盤から群馬を押し込む。後半はエウトン、井出と攻撃のカードを切る。それでも均衡を破る策は見出せなかった。

取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)


【群馬|採点・寸評】
GK
1 清水慶記 6
前半に船山のヘッドを片手でセーブし、ピンチを防ぐ。CKになりそうなボールを足で掻き出し、スローインにしたシーンなどプレーの細部から勝利への気持ちが窺えた。

DF
4 坪内秀介 6
押し込まれた時間帯でも、冷静な判断で対処し、対面する吉田を封殺した。ただ、サイドに引っ張り出され、中央が手薄になる場面もあり、改善は必要だ。

16 川岸祐輔 6
野武士のような風貌で、千葉攻撃陣の前に立ちはだかった。空中戦で強さを発揮し、前方から来るボールを撥ね返した。60分に負傷し、痛みに耐えながらも、気迫のこもったプレーで最後までチームを引き締めた。

20 石川大徳 5.5
長澤と船山のポジションチェンジについていけず、クロスに先に触られた。戻りが遅く、背後を突かれるシーンも散見された。

24 高瀬優孝 6
何度もサイドを駆け上がり、クロスを入れた。相手SBの対応にも迫られ、守備の負担が大きいなか、小池との1対1ではほぼ負けなかった。

MF
2 舩津徹也 6
松下がプレスに行った際に、後ろでスタンバイ。チャレンジ&カバーを徹底し、山本とアランダだけでなく、背後から下りてきた長澤の自由も封じた。こぼれ球への反応も早く、カウンターを未然に防いだ。

13 高橋駿太 5.5
やや中央気味に位置取り、サイドのスペースを空け、高瀬の攻め上がりをサポート。しかし、自身はボールを持つ機会が少なく、存在感は薄かった。

17 常盤 聡 5.5(62分OUT)
序盤には一度、切れ味鋭いドリブルでバイタルエリアに侵入したが、その後はボールが入って来ずに、脅威を与えられなかった。長澤との接触で顔面を負傷し、無念の途中交代。

26 瀬川祐輔 5.5(83分OUT)
後半は、ゴール前への果敢な飛び出しが光った。しかし、押し込まれる展開で守備に奔走し、積極的な仕掛けが見られなかった。

30 松下裕樹 6.5 MAN OF THE MATCH
出足の早い寄せで相手を潰し、事前にピンチの芽を摘み取った。攻撃では、SBの攻め上がりに合わせて正確なロングボールを供給。まさに“大黒柱”の働きだった。

FW
18 小牟田洋佑 6(90+3分OUT)
高さを活かしたポストワークで攻撃の基準点となり、スムーズな攻撃を演出。前線で精力的にボールを追いかけ、守備でも貢献した。

交代出場
MF
6 小林竜樹 6(62分IN)
負傷した常盤に代わり、途中出場。トップよりやや下がり目でボールを受け、攻撃にアクセントを加えたが、周囲との息が合わず、パスミスも多く見られた。

MF
10 マテウス  (83分IN)
瀬川と代わり、Jデビューを飾る。終盤に一度ドリブルを仕掛けるも、キレがなく、万全の状態からは程遠いようだ。

MF
32 中村 駿 -(90+3分IN)
守備固めのために、最終盤に投入された。プレー時間は短く見せ場はなかった。

監督
服部浩紀 6
前半はサイド攻撃の意識が見られたが、機能しなかった。しかし、そこから無理をせず、守備を固めるゲームプランに変更し、狙い通り勝点1をゲット。その割り切りは評価して良いだろう。

取材・文:多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

 
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