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浦和レッズひと筋の男、山田暢久が引退後に歩んだ紆余曲折。現在は熱き指導者として奮戦中「進路も一緒に考えないといけない」

カテゴリ:Jリーグ

河野 正

2023年05月16日

理想に掲げるのは、ボールを支配し主導権を握る戦術

選手たちに向ける眼差しは厳しくも優しい。写真:河野正

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 今は止める、蹴るの基本練習を反復し、少しだけドリブルの訓練もしている。戦術を教え込むのはまだ先のことだという。

 1年生(U-13)の公式戦は9月までないため、チームを集めて独自のリーグ戦を実施して強化する計画だ。またU-14の大会は、5月21日に開幕する第33回埼玉県クラブユース選手権1次リーグがある。1学年上のチームに胸を借り、経験を積ませる目的でエントリーした。

 指揮官は「チーム作りはまだ始まったばかりですからね。3学年そろった時には戦えるチームにしたい」と2年後を遠望する。

 埼玉・花咲徳栄高校のエースFWだった佐藤コーチは、96年から浦和に3年間在籍した後、大宮アルディージャとモンテディオ山形でプレーし、02年に引退した。「山田さんの守備力はすごかったですからね。リボーラもチームとして、個人として守りの基本を作り上げているところ。監督は自分の経験をチームに落とし込もうと模索し、選手も信頼関係を築こうとしているのが伝わってきます」と期待を寄せる。

 山田監督は練習試合の合間に、選手としての心構えを厳しく諭した。

「プレーうんぬんじゃなく、戦う気持ちが全然感じられない。ヘッドで競り合った時、相手は思いっ切りジャンプしているのにうちはボールが落ちてから跳んでいる。必死に戦えば負けてもいいし、チャレンジして失敗するのも全然問題ない。でも、みんなはこれができていないよね。もっと戦う姿を見せてほしい」
 
 将来的には県リーグでの序列を上げていき、昌平高校の下部組織であるFC LAVIDAや浦和レッズ、大宮アルディージャが所属する関東U-15リーグ1部昇格を目標に掲げる。佐藤コーチは「このエリア(東部北地区)にはラヴィーダという怪物がいますが、いずれはうちがトップになりたい」と意気込む。

 山田監督は藤枝中学3年で、高円宮杯第2回全日本ジュニアユース選手権(現全日本U-15選手権)を制している。「今度は監督として優勝? 夢みたいな話だけど、志は高く持ちたい」と語る。

 ボールを支配し主導権を握る戦術が理想だ。47歳の指揮官は「誰もが成長できる年代なので、これからが楽しみ」と可能性について触れ、「中学がゴールではなくサッカー人生はまだ長いので、子どもたちが楽しく続けられるように指導していきたいですね」と所信を述べた。

取材・文●河野 正

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