• トップ
  • ニュース一覧
  • 【クラブW杯来日記念!短期集中連載】バルサ戦士の素顔――Vol.2 ブスケッツ、テア・シュテーゲン、サンドロ

【クラブW杯来日記念!短期集中連載】バルサ戦士の素顔――Vol.2 ブスケッツ、テア・シュテーゲン、サンドロ

カテゴリ:メガクラブ

山本美智子

2015年11月04日

サンドロ「カナリア諸島が生んだ新しい才能」

テクニックに加えて機動力を備え、本職のCFはもちろんサイドでも機能するサンドロ。メッシが故障離脱した今シーズンは、右ウイングでの出場機会が増えている。(C)REUTERS/AFLO

画像を見る

SANDRO Ramirez
サンドロ・ラミレス
背番号19/FW/スペインU-21代表/1995年7月9日生まれ/175センチ・71キロ

 大西洋に浮かぶカナリア諸島は、スペインの中でもパスをベースとした優雅なサッカーが特徴的な地域として知られる。実際、ファン・カルロス・バレロン(ラス・パルマス)やダビド・シルバ(マンチェスター・C)など、数多くのテクニシャンを輩出しているのだ。
 
 その首都ラス・パルマスに生まれたサンドロ・ラミレスは、幼少の時から確固たる夢を持っていた。
 
 スペインでは年明けに、「東方の三博士」が子供たちにプレゼントを持ってきてくれる習慣がある。4歳のサンドロがお願いしたのは、サッカーボールだった。
 
 望み通りサッカーボールを手に入れたサンドロは地元クラブで技を磨き、1年後にはカナリア諸島の超名門ラス・パルマスの目に留まった。
 
 そこでメキメキと頭角を現わし、1試合平均で2ゴール、年間で300ゴールを挙げるほどの天才アタッカーに成長。14歳でバルセロナから声が掛かった。家族との別れに寂しさを覚えながらも、プロ・フットボーラーの夢を叶えるためにスペイン本土に渡った。
 
 度重なる負傷に悩まされながらも、バルサのユース・カテゴリーを這い上がり、13年夏にバルサBとプロ契約。14-15シーズンからはトップチームでも出場機会を得て、今夏に正式昇格を果たした。
 
 アイドルは12-13シーズンまでバルサで活躍したダビド・ビジャ(ニューヨーク・シティ)。その先輩と同じく、フィニッシュに関わる仕事のみならず、文句ひとつ言わずに汚れ仕事もこなす献身的なアタッカーの夢は、まだ始まったばかりだ。
 
文:山本美智子

昨シーズンのCLアヤックス戦では、トップチームでの初ゴールを記録(写真)。今シーズンはさらなる飛躍を誓う。(C)Getty Images

画像を見る

【関連記事】
【クラブW杯来日記念!短期集中連載】バルサ戦士の素顔――Vol.1 ネイマール、D・アウベス、バルトラ
バルサ番記者が炙り出す――「新生ネイマール」を生んだ3大ポイント
【リーガ現地コラム】覚醒したノリートに宿る「特別なオーラ」
【リーガ現地コラム】序盤戦のビッグサプライズ。エイバル躍進の3つの要因
【夢のカンプ・ノウへ】乾貴士が語るバルサ戦への想いと秘策

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ