【リーガ現地コラム】覚醒したノリートに宿る「特別なオーラ」

カテゴリ:連載・コラム

豊福晋

2015年10月29日

6年前のペドロと同じようなオーラを纏っている。

力強いドリブルと正確なシュートを主武器にセルタを牽引するノリート(中央)。9節のR・マドリー戦では得意の形から鮮やかにネットを揺らし、観衆を魅了した。(C)Getty Images

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 リーガ・エスパニョーラ第9節、レアル・マドリーに1-3で敗れたセルタの中で大きく評価を高めたのが、ノリートだった。
 
『マルカ』紙は試合後の採点で、両チーム最高の「7.5」を付けて絶賛。ちなみに、先制点を決めたクリスチアーノ・ロナウドは「6」にとどまった。ノリートのプレーは、マドリー寄りのメディアの心を動かすのに十分だったのだ。
 
 85分のゴールが、また綺麗だった。これぞノリート、という得点である。左サイドから中央へカットイン。DFのタイミングをずらしながら細かいボールタッチで進み、右足で狙う。
 
 対峙するSBも、CBも、もちろんGKも、彼の「形」はわかっている。それでも今のノリートには、プレーを読まれても簡単にそれを超える何かが宿っているように見える。
 
 試合を見ていて、ふと6年前のペドロ・ロドリゲス(当時バルセロナ/現チェルシー)を思い出した。2009-10シーズン、ペドロは飛ぶ鳥を落とす勢いだった。時の指揮官ジョゼップ・グアルディオラのサッカーにぴたりとはまり、決定的な試合でゴールを決めるのは、なぜかいつも彼だった。
 
 その前のシーズンと比べ、何かが大きく変わったわけではない。自信や信頼、運など、複数の要素が重なったのだろう。オーラを纏った、とでも言うべきか。あの頃のペドロの勢いに似たものが、今のノリートにはある。
 
 当時のノリートは、ペドロの活躍をスタンドから眺めていた。彼はカンプ・ノウの隣にあるミニ・エスタディで、バルサBの選手としてプレーする日々が続いていたのである。
 
 随所に好プレーを見せていたが、まだまだ荒さが目立っていた。当時のバルサB監督、ルイス・エンリケから幾度となくポジショニングの修正指示を受けていたものだ。
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