「3年前、いい選択をしたなって本当に思います」
自身、サッカーを続けながら働くためのスキルを身につけたくて南葛SCにやってきた。それから3年。
「南葛SCもカテゴリーが上がってきて、この先プロの集団になる段階に入るのでしょうけど、今、自分のスキルを上げながらサッカーもできるのは本当にありがたく思っています。これがサッカーに関わらない全く別の仕事だったら、おそらく戸惑いもあったかもしれませんが」
今年から寮が整備され、仕事場となるオフィスも寮の1階に移った。仕事時間は11:00~17:00で、その後練習に向かう日々。サッカーに集中できる環境とリズムが整ったことは間違いない。
「今は電車通勤をしています。駅においしいパン屋があるので、そこでパンを買う。始業時間より1時間くらい早く行って、パンを食べながら事務作業をするのがルーティンになっています(笑)」
電車で通うのは高校以来だという。始業時間がほかの企業に比べ遅いぶん、ラッシュに巻き込まれないのもありがたい。選手のプレー環境に関して、課題がすべて解消されたわけではないが、ひとつずつ確実に整えられてきているのは間違いない。
「ほかの選手といっしょに仕事をしていると、グラウンドでは見えない人となりが分かったりするんですよ」
自分がプレーするチームがある。そのチームのために仕事をする。仕事をすることでチームメイト同士の理解が深まる。理解はさらに、チームの周囲にまで及ぶ。
「イベント企画をすることで、その中で動く人たちの大変さが分かるようになりました。ホームゲームひとつとっても、それを運営するのにどれだけたくさんの人が動いていることか。どれだけの協力の上に成り立っているか。正直、プロ選手の時はそこまで分かっていませんでした。今は本当に感謝しかないです」
苦労もある。いまだ慣れないこともあるだろう。でも、サッカーをしながら働いている今を「すごく恵まれている」「めちゃくちゃ楽しい」と言える。これは幸せなことだ。
「南葛SCほど多くの選手を社員として、自分たちの会社で雇っているチームはないかもしれません。仕事のスキルをプラスしながらサッカーに打ち込めるというのはなかなかできないことなので。3年前、いい選択をしたなって本当に思います」
次回は“オリジナル3”とは反対に、今年から大卒1年目で新人選手社員になった立場から、株式会社南葛SCの仕事とサッカーを語ってもらう。
※後編に続く。次回は11月11日に掲載予定。
取材・文●伊藤 亮
********************
『NEXT DREAM』について
KLabが提供するスマートフォン向け対戦型サッカーシミュレーションゲーム『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』のゲーム内で配信中の、作者の高橋陽一先生原案の新ストーリー。グランドジャンプ増刊『キャプテン翼マガジン』(集英社)で現在連載中の『キャプテン翼 ライジングサン』で描かれているマドリッドオリンピック後、おなじみのキャラクターたちがさらなる新天地で活躍する様子を、新キャラクターの登場とともに、ゲーム内で毎月新たなストーリーが公開されている。
『NEXT DREAM』特設サイト
https://www.tsubasa-dreamteam.com/next-dream/
<お知らせ>
南葛SCをスポンサードするKLabが、今季もコラボレーションキャンペーンを開催中。南葛SCの公式戦の試合結果に応じて、同社が運営するスマートフォン向け対戦型サッカーシミュレーションゲーム『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム ~』のゲーム内アイテムをプレイヤーにプレゼントする。
プレゼント内容は、南葛SCが勝利すれば「夢球×5」、勝利以外であれば、「コイン×28,300」となっている。さらに、勝利の際は「夢球×5」に加え、南葛SCが入れた得点分の夢球も配布される。南葛SCを応援して、アイテムをゲットしよう。
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「南葛SCもカテゴリーが上がってきて、この先プロの集団になる段階に入るのでしょうけど、今、自分のスキルを上げながらサッカーもできるのは本当にありがたく思っています。これがサッカーに関わらない全く別の仕事だったら、おそらく戸惑いもあったかもしれませんが」
今年から寮が整備され、仕事場となるオフィスも寮の1階に移った。仕事時間は11:00~17:00で、その後練習に向かう日々。サッカーに集中できる環境とリズムが整ったことは間違いない。
「今は電車通勤をしています。駅においしいパン屋があるので、そこでパンを買う。始業時間より1時間くらい早く行って、パンを食べながら事務作業をするのがルーティンになっています(笑)」
電車で通うのは高校以来だという。始業時間がほかの企業に比べ遅いぶん、ラッシュに巻き込まれないのもありがたい。選手のプレー環境に関して、課題がすべて解消されたわけではないが、ひとつずつ確実に整えられてきているのは間違いない。
「ほかの選手といっしょに仕事をしていると、グラウンドでは見えない人となりが分かったりするんですよ」
自分がプレーするチームがある。そのチームのために仕事をする。仕事をすることでチームメイト同士の理解が深まる。理解はさらに、チームの周囲にまで及ぶ。
「イベント企画をすることで、その中で動く人たちの大変さが分かるようになりました。ホームゲームひとつとっても、それを運営するのにどれだけたくさんの人が動いていることか。どれだけの協力の上に成り立っているか。正直、プロ選手の時はそこまで分かっていませんでした。今は本当に感謝しかないです」
苦労もある。いまだ慣れないこともあるだろう。でも、サッカーをしながら働いている今を「すごく恵まれている」「めちゃくちゃ楽しい」と言える。これは幸せなことだ。
「南葛SCほど多くの選手を社員として、自分たちの会社で雇っているチームはないかもしれません。仕事のスキルをプラスしながらサッカーに打ち込めるというのはなかなかできないことなので。3年前、いい選択をしたなって本当に思います」
次回は“オリジナル3”とは反対に、今年から大卒1年目で新人選手社員になった立場から、株式会社南葛SCの仕事とサッカーを語ってもらう。
※後編に続く。次回は11月11日に掲載予定。
取材・文●伊藤 亮
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『NEXT DREAM』について
KLabが提供するスマートフォン向け対戦型サッカーシミュレーションゲーム『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』のゲーム内で配信中の、作者の高橋陽一先生原案の新ストーリー。グランドジャンプ増刊『キャプテン翼マガジン』(集英社)で現在連載中の『キャプテン翼 ライジングサン』で描かれているマドリッドオリンピック後、おなじみのキャラクターたちがさらなる新天地で活躍する様子を、新キャラクターの登場とともに、ゲーム内で毎月新たなストーリーが公開されている。
『NEXT DREAM』特設サイト
https://www.tsubasa-dreamteam.com/next-dream/
<お知らせ>
南葛SCをスポンサードするKLabが、今季もコラボレーションキャンペーンを開催中。南葛SCの公式戦の試合結果に応じて、同社が運営するスマートフォン向け対戦型サッカーシミュレーションゲーム『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム ~』のゲーム内アイテムをプレイヤーにプレゼントする。
プレゼント内容は、南葛SCが勝利すれば「夢球×5」、勝利以外であれば、「コイン×28,300」となっている。さらに、勝利の際は「夢球×5」に加え、南葛SCが入れた得点分の夢球も配布される。南葛SCを応援して、アイテムをゲットしよう。
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楠神順平(くすかみ・じゅんぺい)/1987年8月27日生まれ、滋賀県出身。170センチ・61キロ。野洲高―同志社大―川崎―C大阪―鳥栖―ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(豪州)―清水―山形―清水―南葛SC。野洲高では第84回全国高校選手権で優勝。川崎、C大阪などJ1での経験も豊富で、今なお国内屈指のドリブラーとして君臨する。