人と直接触れ合うことでもたらされた気づき
南葛SCでプレーして南葛SCで働く。そのメリットは大きいと感じている。
「自分の所属するチームを良くするための活動が仕事になっている。つまり、自分たちのサッカーを売り出すような感覚。なので熱も入りやすいです」
営業、と聞くと難しさや厳しさの側面の方を想像しがちだが、決してネガティブな印象ではないようだ。
「結構飛び込みが多いんですが、自分たちで制作した南葛SCのポスターを貼っていただくお願いをしがてらお話をさせていただいています。強引にではなく、地元の方と談笑しながらもし興味があれば、というスタンスです。なので営業に対するハードルは高くはなかったです」
訪問先で出会うサッカー好きの中には、自分のことを知っている人もいる。まさに自身が営業ツールだ。一方で、気づかされる点も少なくない。
「『キャプテン翼』はものすごく有名でも、南葛SC自体はまだまだ葛飾区に根付いていないなと。知っていただいている方もいますが、まだ『あ、本当にそういうチームがあるんですね』という反応も多いんです。南葛SCはSNSを積極的に活用していて、その反応だけで判断すれば認知が拡大している感覚に陥るんです。でも、SNSだけでは届いていない部分があります。やはり葛飾という下町でもっと認知してもらうには、どんどん足を使って生の人間が出ていかないといけません」
実際に足を運び、顔を出し、人と直接触れ合う。その大切さは、もうひとつの仕事であるイベント企画でも感じるところだ。
「地元の図書館で選手が絵本の読み聞かせを行う『絵本 de キックオフ!!』というイベントを考えたりしました。もともと図書館の方からお誘いがあったのですが、なにをやるかというのはチームのみんなで話し合って決めました。絵本の読み聞かせは自分が川崎フロンターレにいた時に一度やったことがあって、すごくいい取り組みだと思っていたので。あとは図書館を訪れる人たちにパートナーさんの飲料水を配りながら、ホームゲームのチケットをプレゼントする企画をしたり。下町といえば銭湯だろう、ということで、YouTubeで『下町銭湯プロジェクト』と題して銭湯巡りを配信する企画もしました」
地域の人々との触れ合いはプロの時もあった。しかし、自分で作り上げたイベントでの触れ合いとなると意味合いが変わる。自分たちで考え持ち込む企画もあるが、逆に人づてに紹介されたり誘ってもらえる案件もある。その時点から人と人との関わりは生まれる。
「プロの時はすべてが用意されていて、最後に自分がポンと出るだけでした。どういうイベントかも当日聞かされて。でも、今は自分たちで土台から作り上げていく。誰をいつ、どこに呼んで、といった段取りを全部決める。なので、イベントが形になったり参加してくれたりする人を見るとめちゃくちゃ嬉しいんです。サッカーとはまた違う喜びがあります。また、スタジアムやグラウンドでは聞けない直の声が聞けたり、応援してもらっている実感があるとすごくやりがいも出てきます」
仕事ぶりを聞きイベントの様子を見るに、やっている仕事は、そして感じる喜びややりがいは、一般企業のそれと同じだ。
「自分の所属するチームを良くするための活動が仕事になっている。つまり、自分たちのサッカーを売り出すような感覚。なので熱も入りやすいです」
営業、と聞くと難しさや厳しさの側面の方を想像しがちだが、決してネガティブな印象ではないようだ。
「結構飛び込みが多いんですが、自分たちで制作した南葛SCのポスターを貼っていただくお願いをしがてらお話をさせていただいています。強引にではなく、地元の方と談笑しながらもし興味があれば、というスタンスです。なので営業に対するハードルは高くはなかったです」
訪問先で出会うサッカー好きの中には、自分のことを知っている人もいる。まさに自身が営業ツールだ。一方で、気づかされる点も少なくない。
「『キャプテン翼』はものすごく有名でも、南葛SC自体はまだまだ葛飾区に根付いていないなと。知っていただいている方もいますが、まだ『あ、本当にそういうチームがあるんですね』という反応も多いんです。南葛SCはSNSを積極的に活用していて、その反応だけで判断すれば認知が拡大している感覚に陥るんです。でも、SNSだけでは届いていない部分があります。やはり葛飾という下町でもっと認知してもらうには、どんどん足を使って生の人間が出ていかないといけません」
実際に足を運び、顔を出し、人と直接触れ合う。その大切さは、もうひとつの仕事であるイベント企画でも感じるところだ。
「地元の図書館で選手が絵本の読み聞かせを行う『絵本 de キックオフ!!』というイベントを考えたりしました。もともと図書館の方からお誘いがあったのですが、なにをやるかというのはチームのみんなで話し合って決めました。絵本の読み聞かせは自分が川崎フロンターレにいた時に一度やったことがあって、すごくいい取り組みだと思っていたので。あとは図書館を訪れる人たちにパートナーさんの飲料水を配りながら、ホームゲームのチケットをプレゼントする企画をしたり。下町といえば銭湯だろう、ということで、YouTubeで『下町銭湯プロジェクト』と題して銭湯巡りを配信する企画もしました」
地域の人々との触れ合いはプロの時もあった。しかし、自分で作り上げたイベントでの触れ合いとなると意味合いが変わる。自分たちで考え持ち込む企画もあるが、逆に人づてに紹介されたり誘ってもらえる案件もある。その時点から人と人との関わりは生まれる。
「プロの時はすべてが用意されていて、最後に自分がポンと出るだけでした。どういうイベントかも当日聞かされて。でも、今は自分たちで土台から作り上げていく。誰をいつ、どこに呼んで、といった段取りを全部決める。なので、イベントが形になったり参加してくれたりする人を見るとめちゃくちゃ嬉しいんです。サッカーとはまた違う喜びがあります。また、スタジアムやグラウンドでは聞けない直の声が聞けたり、応援してもらっている実感があるとすごくやりがいも出てきます」
仕事ぶりを聞きイベントの様子を見るに、やっている仕事は、そして感じる喜びややりがいは、一般企業のそれと同じだ。