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【バイタルエリアの仕事人】Vol.21 興梠慎三|J1歴代2位の得点をマークも、「ゴールよりアシストの方が気持ち良い」

カテゴリ:連載・コラム

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2022年10月30日

年齢に応じたプレーを意識し、過度な節制はしない

球際や一対一では負けたくないと語る。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 今年7月に36歳を迎えた興梠。ベテランと言ってよい年齢で、勝負の最前線で戦うために意識している点や、体調管理についてはどう考えているのか。

――◆――◆――

 試合の状況で相手の立ち位置を見てポジションを変えているので、バイタルエリアというよりも相手ディフェンスの位置次第になります。アタッキングサードで前を向けばいろいろな選択肢が増えると思うし、いかにそこでフリーになれるかが勝負だと思いますね。

 自分は身体が小さいなりにセットプレーをうまくやっていきたいと思っていて、やはりポストプレーで何本か良いプレーができれば、相手のディフェンスも自分のところにボールが入った時に激しく来る。そういうところで一発でターンできれば、裏を狙ったりできます。

 この年齢になると、何本もスプリントしろと言われても難しいです。自分としては、やはりポストプレーですかね。できるだけ前で収めることは、年齢を重ねてもできますし。サイドバックのようにたくさん走ってハードワークするのは困難でも、球際では勝負ができます。一対一の局面では、なるべく負けないようにしたいです。
 
 あと、大事なのはやはりゴール前ですね。イージーなミスはしない、決める時は決めるというのが大事です。

 体調管理も大事だとは思いますが、過度な節制はストレスにつながり、負担となると思います。食事については、食べたいものを食べたいときに食べる、といった感じでそれほど厳しく管理はしていません。あとは、試合前に温泉に入る程度でしょうか。

 今後の目標は、個人としては怪我をせずに。毎試合絡むのは難しいかもしれませんが、なるべく多くの試合に出てチームに貢献したいです。チームとしては、今年は残留争いになってしまいましたが、来年は優勝できるように、みんなで一丸になって挑みたいです。

※このシリーズ了

取材・構成●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

【動画】コンサ興梠慎三が披露したG・シャビエルのJ初Gの起点となったポストプレー
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