• トップ
  • ニュース一覧
  • 【セルジオ越後の天国と地獄】「今の代表は退屈」という声は当然だね。 11月に勝っても「虚像JAPAN」にすぎないよ

【セルジオ越後の天国と地獄】「今の代表は退屈」という声は当然だね。 11月に勝っても「虚像JAPAN」にすぎないよ

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2015年10月14日

結果を残さない選手が先発起用されるんだから、「今の代表は退屈」という声は当然だね。

強豪国のまともな監督なら、イラン戦で精彩を欠いた香川(10番)や宇佐美ら数人は、次の試合で必ず外すよ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 
「今の代表は退屈」という声が一部で挙がっているけど、それも当然だろうね。調子が悪い選手、結果を残していない選手が、また先発で起用されるんだから。評価基準がどこにあるか分からないし、観ている人も選考に疑問を覚えるだろうね。
 
 イラン戦の出来を見れば分かると思うけど、強豪国のまともな監督なら、この一戦で精彩を欠いた香川や宇佐美ら数人は、次の試合で必ず外すよ。選手だって使われなかったら考えるし、必死になるでしょ。
 
 でも、なにもできないのにまた起用される環境だったら、そこに多少の甘えが生まれる。もっと選手間でバチバチ競争させないと、レベルアップなんてたかが知れているよね。
 
 たとえばイラン戦の吉田は、前半に退場する可能性もあったし、ミスも犯している。なら、後半から別のCBを試すべきだったよね。最後まで彼に固執する理由はどこにあったの。1枚警告を受けていた吉田は、PKも献上していたし、以降は競り合いでもファウルしないようにと思って、どこか守備が甘かったよ。
 
 今日のイラン戦で、ワールドカップ2次予選の緩さと、最終予選の厳しさが分かったんじゃないかな。イランだって、決してベストじゃなかった。日本は「アジアの横綱」じゃないのを自覚して、もっとチーム内で切磋琢磨しないとダメだよ。
 
 でも、次のシンガポール戦(11月12日)、カンボジア戦(同17日)で、また強くなったと錯覚してしまう。いつまでこんなことを繰り返すのかな。
【関連記事】
金田喜稔がイラン戦を斬る! 「意図のある攻撃が見られなかったのは非常に残念。『縦パス』を有効活用すべきだ」
【日本 対 イラン】サッカーダイジェスト取材記者の採点&寸評
イラン 1-1 日本|PKで先制されるも武藤弾でドロー。南野がA代表デビューを飾る!
イラン戦を終えて――清武「速攻と遅攻の使い分けをもう少ししっかりとやりたい」
イラン戦を終えて――本田「やろうとしていた形になりかけていた部分はあった」
イラン戦を終えて――武藤「1対1をしっかりと決め切れなかったのは反省すべき点」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ