「顔面ブロック」が月間ベストセーブに選出も、さらに気を引き締める
今季は開幕から活躍してきている上福元は、「DAZN Jリーグ推進委員会」の企画で元日本代表GKの楢﨑正剛氏によって6月の「J1月間ベストセーブ」に選出された。
17節・鹿島アントラーズ戦の43分に日本代表FW 上田綺世(現サークル・ブルージュ)との1対1で、シュートを顔面で止めたシーンだ。鹿島のディエゴ・ピトゥカが前線に放り込んできたパスに対し、京都のDF荻原拓也が対処しようとするも転倒。上田が右足で放ったシュートを、上福元は顔に当てて防ぎ、「顔面ブロック」として注目された。自身はこの受賞とビッグセーブをどう捉えているのか。
――◆――◆――
楢崎さんは、昔から見てきた雲の上の人です。まさか、こんなに高く評価していただけるとは、予想外でした。僕は自分にできるプレーを一生懸命やっていますが、まだまだ課題が多いです。
いただいた高評価をどう自分に落とし込むというか、受け入れ方として、浮かれてはいけないと思っています。もちろん、とても嬉しいのですが、「自分が試されている」とか考えてしまう性格なので。
嬉しいとさらに引き締めるというか、ありがたい評価をもらっても常に満足しないようにというか。より一層、いろいろと考えさせられる受賞でした。考えさせてもらう機会をいただいたという意味でも、感謝しています。とてもありがたいです。
あのシーンではセーブの瞬間よりも、その前のピトゥカ選手のパスに対して、自分がプレーするのか荻原にプレーさせるのかという判断に迷う際どいボールでした。エラーもありトライもある、いろいろな要素がつまったシーンでした。
一瞬、自分が出る予備動作をとっていて、プレーができなくて下がった。難しいボールだったのですが、もっと早く、もっと良いジャッジをして荻原に「自分はプレーしないから、これはお前のプレーだから早くボールを処理して」と声がけができたはずです。
自分がプレーするかもしれないという動きを、荻原は一瞬見えていたはずなので。そのあとの判断に迷いが出るのは、サッカーでは起こることです。もっと判断のスピードと質を上げていくことが大事だと思っています。
だた、あの瞬間のポジショニングとアクション。待つ形になりましたが、不用意に飛び込む判断をして、上田選手にワンタッチで簡単にかわされてしまっていた可能性がありました。落ち着いて相手の状況を見ることはできました。練習の時から大事にしている部分を実行できて、結果として相手に上回られずに失点を防げたと思います。
最後のリアクションの部分で、よく「3つミスが続けば失点する」と言われますが、“3つ目”をミスしなかったので失点を防げた。でも、その前に自分が明確な判断と指示ができていればと、反省は残りました。
【関連動画】6月のJ1ベストセーブに選出された上福元の「顔面セーブ」をチェック!
17節・鹿島アントラーズ戦の43分に日本代表FW 上田綺世(現サークル・ブルージュ)との1対1で、シュートを顔面で止めたシーンだ。鹿島のディエゴ・ピトゥカが前線に放り込んできたパスに対し、京都のDF荻原拓也が対処しようとするも転倒。上田が右足で放ったシュートを、上福元は顔に当てて防ぎ、「顔面ブロック」として注目された。自身はこの受賞とビッグセーブをどう捉えているのか。
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楢崎さんは、昔から見てきた雲の上の人です。まさか、こんなに高く評価していただけるとは、予想外でした。僕は自分にできるプレーを一生懸命やっていますが、まだまだ課題が多いです。
いただいた高評価をどう自分に落とし込むというか、受け入れ方として、浮かれてはいけないと思っています。もちろん、とても嬉しいのですが、「自分が試されている」とか考えてしまう性格なので。
嬉しいとさらに引き締めるというか、ありがたい評価をもらっても常に満足しないようにというか。より一層、いろいろと考えさせられる受賞でした。考えさせてもらう機会をいただいたという意味でも、感謝しています。とてもありがたいです。
あのシーンではセーブの瞬間よりも、その前のピトゥカ選手のパスに対して、自分がプレーするのか荻原にプレーさせるのかという判断に迷う際どいボールでした。エラーもありトライもある、いろいろな要素がつまったシーンでした。
一瞬、自分が出る予備動作をとっていて、プレーができなくて下がった。難しいボールだったのですが、もっと早く、もっと良いジャッジをして荻原に「自分はプレーしないから、これはお前のプレーだから早くボールを処理して」と声がけができたはずです。
自分がプレーするかもしれないという動きを、荻原は一瞬見えていたはずなので。そのあとの判断に迷いが出るのは、サッカーでは起こることです。もっと判断のスピードと質を上げていくことが大事だと思っています。
だた、あの瞬間のポジショニングとアクション。待つ形になりましたが、不用意に飛び込む判断をして、上田選手にワンタッチで簡単にかわされてしまっていた可能性がありました。落ち着いて相手の状況を見ることはできました。練習の時から大事にしている部分を実行できて、結果として相手に上回られずに失点を防げたと思います。
最後のリアクションの部分で、よく「3つミスが続けば失点する」と言われますが、“3つ目”をミスしなかったので失点を防げた。でも、その前に自分が明確な判断と指示ができていればと、反省は残りました。
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