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【セルジオ越後の天国と地獄】次のカンボジア戦で勝てなければ「解任」。それぐらいのプレッシャーをハリルに与えてもいいね

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2015年08月10日

今、「どうしたハリル?」って誰かが突っ込んだら、間違いなく彼はキレるよ。

Jリーグで活躍している宇佐美も、今大会は一切存在感がなかった。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 サッカー協会の大仁(邦彌)会長は「(ハリルホジッチ監督は)まだ来たばかり」と言っていたけど、期待されている監督がこれで4試合未勝利。指揮を執る責任者として、その手腕が不安視されるのは当然だよ。
 
 3月のウズベキスタン戦(5-1)や6月のイラク戦(4-0)のように、時差ボケで来日した国に、親善試合用の6人交代ルールを適用した時だけ完勝しても仕方ない。
 
 就任数か月だろうが、数年だろうが、公式戦で勝てない時は責任を問われるもの。国際親善試合で全勝して、肝心のワールドカップ予選や本大会で勝てなかったら、まったく意味ないでしょ。
 
 僕の記憶が確かなら、ハリルの戦術は「縦へ速く攻める」というのがコンセプトだったはずだけど、中国戦ではよくパスが回っていたよね。コンセプトはどこに行ったの? 監督の手腕が光った場面なんて、中国に来てから一切なかった。
 
 今、「どうしたハリル?」って誰かが突っ込んだら、間違いなく彼はキレるよ。それぐらいハリルの言動は不安定だから。
 
 ただ、指揮官だけを責めるのは酷だよね。海外組の不在や過密日程の影響もあり、今大会の結果に「がっかりした」という声もあるだろうけど、「これが日本の現状」「これが日本の選手の実力」という認識を持つべきだよ。
 
 個々の技術は高いけど、相手が守備ブロックを作って身体をぶつけてくると、簡単に潰されてしまう。激しさに耐えられない日本の弱点を、再び露呈したよね。
 
 Jリーグで活躍している宇佐美、柴崎クラスでも、今大会は一切存在感がなかったし、並みの選手という印象だったね。他の選手もそうだけど、楽しんでやっている感がまったく感じられないよ。
 
 型にハマってプレーしているだけで、自分の武器や良さを出してやろうという気概も感じられなかった。別にトライしてミスする分にはいい。だけど、強引なドリブルやシュートは少ないし、自分の存在をアピールしてやろうというプレーは皆無に近かった。どちらかと言うと「リーグ戦もあるし、無理しないようにしよう」という印象すら受けたよ。
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