【J2前半戦終了】全22チームの戦いぶりを振り返る Vol..3――C大阪、愛媛、京都、水戸編

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2015年07月08日

京都――堅守速攻をベースにするも戦術が浸透せず、期待を裏切る出来。

チームは低迷するなかでも、大黒は二桁ゴール到達とさすがの存在感。あとは結果に結び付けたいところだ。(C) SOCCER DIGEST

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京都サンガF.C.
リーグ成績(21節終了時):17位 勝点22 6勝4分11敗 25得点・33失点
 
【前半戦の戦いぶり】
 昨季から大幅にメンバーを入れ替えた影響を差し引いても、期待を大きく裏切る出来だ。福岡との開幕戦(3-1)で快勝しながら低迷を招いた最大の要因は、戦術が浸透していないことに尽きる。
 
 和田監督の下、堅守速攻をベースに戦うも、肝心の守備が不安定では元も子もない。また、個に依存しがちな攻撃は連係面に課題が山積みだ。
 
 下位から脱却するには、勝負強さも克服すべきだろう。今季は先制すれば高い勝率を誇る一方、リードを奪われると滅法弱く、逆転勝利は一度もない。今後は自力で勝利を手繰り寄せる〝力強い戦い″を身に付けたい。
 
【前半戦MVP
大黒将志(FW)
攻撃陣が機能しないなかでもひとり気を吐き、チーム最多の10得点はさすがだ。得点嗅覚は冴え渡る。
 
文:雨堤俊祐(サッカーライター)
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