対戦カードでポイントになるのは、第４節、10月12日にホームで行われるオーストラリア戦だ。この試合を３連勝の状態で迎えることができれば理想的だが、第３節のアウェーのサウジアラビア戦はかなり厳しい試合が予想されるので、負けか引き分けを挟んでも不思議ではない。
 

　しかし、そうなると次戦が大事だ。仮に３節のサウジアラビア、４節のオーストラリアと２連敗を喫すると、一気に暗雲が立ち込める。短期リーグ戦の連敗は禁物だ。また、サウジアラビアとオーストラリアは最終予選の突破をねらう有力なライバルだけに、直接対決で叩くことができれば、いわゆる『シックス・ポインター』を制したことになる。３節のサウジアラビア戦、４節のオーストラリア戦の結果次第で、この最終予選の緊迫度合いが決まる。

文●清水英斗（サッカーライター）

【日本代表のアジア最終予選スケジュール】
※H＝ホーム　A＝アウェー
▼2021年
１）09.02　vs.オマーン（H）
２）09.07　vs.中国（A）※カタールで開催
３）10.07　vs.サウジアラビア（A）
４）10.12　vs.オーストラリア（H）
５）11.11　vs.ベトナム（A）
６）11.16　vs.オマーン（A）

▼2022年
７）01.27　vs.中国（H）
８）02.01　vs.サウジアラビア（H）
９）03.24　vs.オーストラリア（A）
10）03.29　vs.ベトナム（H）