「これからも自分のゴールで勝たせられるようにしたい」
エースとしての仕事を全うした真鍋。古賀監督もその働きぶりに目を細める。
「今大会の真鍋はチームのお手本になってくれた。あれだけ走り、アクションを起こしてくれた。そんな彼が周りに言えば、一番説得力がある。得意な形に持ち込んで決勝ゴールも決めてくれたので、彼のゴールは努力の結晶だと思います」
指揮官が最大級の賛辞を送ったが、過去に何度も悔しい想いを味わってきた。2年前にクラブユース選手権を制した時は同学年の甲田とFW松本皐誠(3年)が決勝のピッチに立った一方で、自分はベンチで最後まで戦況を見守ることに。2年生になってスーパープリンスリーグ東海で5得点を挙げた昨季を経て、10番を背負った今季はU-18プレミアリーグWESTでも4得点を奪ったが、またしても同年代の仲間に先を越されてしまう。7月に行なわれたアジア・チャンピオンズリーグでCB吉田温紀(3年)、FW豊田晃大(3年)がトップチームの活動に帯同したのだ。
しかし、真鍋の気持ちは揺らがなかった。
「今大会の真鍋はチームのお手本になってくれた。あれだけ走り、アクションを起こしてくれた。そんな彼が周りに言えば、一番説得力がある。得意な形に持ち込んで決勝ゴールも決めてくれたので、彼のゴールは努力の結晶だと思います」
指揮官が最大級の賛辞を送ったが、過去に何度も悔しい想いを味わってきた。2年前にクラブユース選手権を制した時は同学年の甲田とFW松本皐誠(3年)が決勝のピッチに立った一方で、自分はベンチで最後まで戦況を見守ることに。2年生になってスーパープリンスリーグ東海で5得点を挙げた昨季を経て、10番を背負った今季はU-18プレミアリーグWESTでも4得点を奪ったが、またしても同年代の仲間に先を越されてしまう。7月に行なわれたアジア・チャンピオンズリーグでCB吉田温紀(3年)、FW豊田晃大(3年)がトップチームの活動に帯同したのだ。
しかし、真鍋の気持ちは揺らがなかった。
「同じポジションの晃大や、温紀が入ったので悔しさはある。でも、自分は与えられた場所で最大限取り組む。それが一番だと思うので、(与えられた場所で取り組んで)今この瞬間を変えていく」
決勝で決めたゴールは日々の居残り練習で何度も繰り返してきたパターン。中村亮太コーチとともに得意とする右サイドからのシュートを何度も打ち込み、札幌戦のゴールに結び付けた。
決定力と推進力を併せ持つ生粋のストライカーにとって、最高の夏になった。しかし、本人は満足していない。
「これからも自分のゴールで勝たせられるようにしたい。そんなエースストライカーとなり、見ている人に感動を与えられる選手になりたいです」
大会後はU-17日本代表の一員として、広島で開催される“Balcom BMW CUP”に挑む。目標とするトップ昇格を勝ち取るべく、次は日の丸を背負ってゴールを量産できるか。真鍋の夏はまだまだ終わらない。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)
【PHOTO】2021年インターハイを熱くする“逸材タレント”を写真でチェック!~MF編
決勝で決めたゴールは日々の居残り練習で何度も繰り返してきたパターン。中村亮太コーチとともに得意とする右サイドからのシュートを何度も打ち込み、札幌戦のゴールに結び付けた。
決定力と推進力を併せ持つ生粋のストライカーにとって、最高の夏になった。しかし、本人は満足していない。
「これからも自分のゴールで勝たせられるようにしたい。そんなエースストライカーとなり、見ている人に感動を与えられる選手になりたいです」
大会後はU-17日本代表の一員として、広島で開催される“Balcom BMW CUP”に挑む。目標とするトップ昇格を勝ち取るべく、次は日の丸を背負ってゴールを量産できるか。真鍋の夏はまだまだ終わらない。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)
【PHOTO】2021年インターハイを熱くする“逸材タレント”を写真でチェック!~MF編