「感動を与えられる選手に」クラブ日本一!名古屋U-18の絶対的エースが吐露した悔しさと飽くなき向上心

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2021年08月06日

終盤に勝負を決めるゴールを奪ったFW真鍋隼虎が単独での得点王を獲得!

大会得点王を獲得した名古屋U-18の真鍋。チームを見事、優勝に導いた。写真:松尾祐希

画像を見る

 絶対的エースが若き赤鯱軍団を夏の日本一に導いた。

 8月4日に行なわれた第45回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の決勝。名古屋グランパスU-18はコンサドーレ札幌U-18を2-0で下し、2年ぶり2度目の優勝を手にした。

 序盤から札幌に押し込まれ、前にボールを運べない展開が続いた前半。相手が準決勝で採用した4-4-2ではなく、想定外の3-4-2-1の布陣で挑んできた影響もあり、ボールを高い位置まで運べない。それでも辛抱強く守り、前半終了間際にはMF甲田英將(3年)のゴールで先制して前半を終えた。
 
 迎えたハーフタイム。古賀聡監督が指示を出す前に選手たちはコミュニケーションを取り、「戻ってもっとやろう」、「このままで終われない」という言葉を掛け合った。

 自分たちで課題と向き合うと、後半は見違えるようなプレーで相手を圧倒する。そこで輝きを放ったのが、エースのFW真鍋隼虎(3年)だ。10番を背負い、チームのゲームキャプテンも担う点取り屋は前半とは打って変わって“らしさ”を発揮する。特徴である背後への抜け出しで相手の最終ラインを押し下げ、フィジカルの強さを生かしたポストプレーで起点となった。そして、最大の武器であるフィニッシュワークでも相手に脅威を与える。前半は1本のシュートに留まったが、後半は隙あらばゴールを狙っていく。後半5分にはクロスに頭で合わせると、同7分には左サイドで相手のマーカー2人を強引に外して左足でシュートを放った。

 真鍋が積極的にゴールを狙うが、2点目を奪えない。リードは僅かに1点。できれば、もう1点奪った上で試合を運びたい――。そうしたチームの想いにエースが応える。

 同31分、ショートカウンターを仕掛けると、真鍋がFW貴田遼河(1年)とのワンツーでゴール前に抜け出す。終盤に長い距離をスプリントした影響で身体が右に流れていたが、なんとか持ち直して右足を振り抜く。

「準決勝でも決定的なパスをくれた遼河がもう一度自分を見てくれた。今振り返ったら、簡単なゴールではなかったけど、あそこで受けた瞬間は絶対に振り抜く想いがあった。その気持ちがあのコースに飛ばしてくれたと思います」

 最終盤の苦しい時間帯に放ったシュートは逆サイドネットに吸い込まれ、チームの優勝を決定付ける2点目となった。
「ゴールが入った瞬間は言葉にできないぐらい嬉しかった」。こう振り返った真鍋にとって、このゴールが得点ランキング単独トップとなる大会7得点目。「試合前から得点王ランキングで並んでいるのは分かっていたので、単独で取れないのは嫌。絶対に単独で得点王を取りたかった」と話した通り、有言実行の一撃でチームの優勝に加え、単独でトップスコアラーにも輝いた。
 
【関連記事】
インターハイ不出場組から厳選した“裏ベストイレブン”! J1川崎内定のドリブラーや直接FKを担当するGKも!
高校サッカー界のキングや数々の世代別代表も! 福井インターハイを彩る“逸材45人”を編集部が厳選!~MF編
【ライターに訊くパリ五輪予想布陣】要注目は神村学園高の2年生FW! タレント揃う中盤で期待値が高いのは?
【ライターに訊くパリ五輪予想布陣】チームの核は世代筆頭格の鳥栖ボランチ! 尚志高の規格外DFも
【ライターに訊くパリ五輪予想布陣】“久保に近い才能”を持つFWをエース候補に! 怪物CBの伸びしろに期待

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2022年7月14日号
    6月23日発売
    先取りチェック!
    Jリーグ2022
    夏の移籍マーケット
    注目タレント最新動向
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ワールドサッカーダイジェスト
    6月16日発売
    欧州メガクラブ
    新シーズンの
    究極スカッド
    海外専門家が理想陣容を探る
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVol.35
    12月14日発売
    第100回
    全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    全46試合を徹底レポート!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ