ブンデス日本勢の2014-15シーズン総括|第3弾【岡崎慎司・清武弘嗣・酒井宏樹】

カテゴリ:ワールド

遠藤孝輔

2015年05月27日

清武の最大の功績は残留を手繰り寄せた最終節の先制弾!

残留を懸けた最終戦で貴重な先制ゴールを奪うなど、清武はしっかりとチームに貢献した。 (C) Getty Images

画像を見る

清武弘嗣(MF/ハノーファー)
32試合出場(先発29)・5得点・5アシスト
『キッカー』誌の平均採点:3.82
推定市場価格:450万ユーロ(14年7月)→450万ユーロ(現在)
 
 タイフン監督が率いた29節までは2列目の中央とサイドでの起用が多かった。サイドでは守備負担が増す影響からかいまひとつだったが、本職のトップ下でのプレー時は躍動。敵2ライン(DFとMF)間でパスを受けて、前を向いた際はコース取りが巧みなドリブルや創造性豊かなパスを駆使し、頻繁に好機を演出した。
 
 先制点を奪い、正確なプレーの連続で敵の守備陣を翻弄したのは、24節のバイエルン戦だった。
 
 チームの大きな武器になっていたのは、得意のプレースキックだ。直接叩き込んだのは9節のドルトムント戦と15節のブレーメン戦のみとはいえ、CKとFK双方のキッカーを務め、味方に合わせるピンポイントのボールを幾度となく供給していた。
 
 二桁得点をマークした主将のシュティンドルとともに、ハノーファー攻撃陣を牽引したキーマンの最大の功績は、残留を手繰り寄せた最終節での先制ゴールだろう。開始早々にヘディングを突き刺して、チームに勢いをもたらした。負ければ降格していただけに、とりわけ重要な意味を持つ一発だった。
【関連記事】
ブンデス日本勢の2014-15シーズン総括|第2弾【長谷部誠・乾貴士・大迫勇也】
ブンデス日本勢の2014-15シーズン総括|第1弾【内田篤人・酒井高徳・細貝萌】
「いつか自分の子供にもここでプレーしてほしい」 シャルケ・内田篤人
香川がクロップ監督のホーム最終戦を飾る1得点・2アシスト! DFBカップ決勝へ期待が高まる
シャルケ戦で無得点も高い献身性が評価される岡崎。怪我との戦いが続く内田の復帰は?
【独占ロングインタビュー】酒井高徳が語るシュツットガルトでの3年半|完結編「自分はひとりなんだと痛感した」
【独占ロングインタビュー】酒井高徳が語るシュツットガルトでの3年半|中編 「考えることをやめたら、終わってしまうという覚悟がある」
【独占ロングインタビュー】酒井高徳が語るシュツットガルトでの3年半|前編

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ