長谷部は前輪駆動型のチームを支えた「縁の下の力持ち」
 ブンデスリーガでプレーする日本人選手の2014-15シーズンを総括するシリーズ企画。第2弾は、フランクフルトの長谷部誠と乾貴士、1部初ゴールを決めたケルンの大迫勇也を取り上げる。
 
※キッカー誌の採点は「1」が最高評価。推定市場価格は『transfermarkt』を参照。
 
文:遠藤孝輔
ブンデス日本勢総括|第1弾【内田・酒井高・細貝】はこちら!
 
――◆――◆――
 
長谷部 誠(MF/フランクフルト)
33試合出場(先発33)・0得点・2アシスト
『キッカー』誌の平均採点:3.45
推定市場価格:250万ユーロ(14年7月)→250万ユーロ(現在)
 
フランクフルト1年目ながら、開幕直後から代えの利かないボランチとして君臨。アジアカップ参戦に伴う年明けの過密日程を乗り切り、チーム最多の33試合に先発出場した。
 
欠場を余儀なくされたのは、出場停止だった22節のマインツ戦だけ。ブンデスリーガ参戦8年目にして、もっとも多くの出番に恵まれた。この事実だけでも、素晴らしい1年と総括できるはずだ。
 
もちろん、フル稼働できたのはパフォーマンスの質が高く、周囲の信頼が揺らがなかったから。白眉だったのは、アンカーとしての気の利いたディフェンス。絶妙なポジショニングや出足の鋭い寄せを武器に、DFラインの前をプロテクトすれば、両サイドバックが攻め上がった裏のスペースを的確に埋めるなど、いぶし銀の輝きを放った。
 
攻撃に重きを置いた前輪駆動型のチームを支える、まさに“縁の下の力持ち”だった。
 
繋ぎ役としても及第点は付けられる。ビルドアップ時は頻繁にDFラインからボールを引き出して、小気味の良いパスを縦横に供給。中・長距離パスに乱れが生じることはあったものの、チームの攻撃にリズムやテンポをもたらす場面が少なくなかった。
                        		    
			
			
		※キッカー誌の採点は「1」が最高評価。推定市場価格は『transfermarkt』を参照。
文:遠藤孝輔
ブンデス日本勢総括|第1弾【内田・酒井高・細貝】はこちら!
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長谷部 誠(MF/フランクフルト)
33試合出場(先発33)・0得点・2アシスト
『キッカー』誌の平均採点:3.45
推定市場価格:250万ユーロ(14年7月)→250万ユーロ(現在)
フランクフルト1年目ながら、開幕直後から代えの利かないボランチとして君臨。アジアカップ参戦に伴う年明けの過密日程を乗り切り、チーム最多の33試合に先発出場した。
欠場を余儀なくされたのは、出場停止だった22節のマインツ戦だけ。ブンデスリーガ参戦8年目にして、もっとも多くの出番に恵まれた。この事実だけでも、素晴らしい1年と総括できるはずだ。
もちろん、フル稼働できたのはパフォーマンスの質が高く、周囲の信頼が揺らがなかったから。白眉だったのは、アンカーとしての気の利いたディフェンス。絶妙なポジショニングや出足の鋭い寄せを武器に、DFラインの前をプロテクトすれば、両サイドバックが攻め上がった裏のスペースを的確に埋めるなど、いぶし銀の輝きを放った。
攻撃に重きを置いた前輪駆動型のチームを支える、まさに“縁の下の力持ち”だった。
繋ぎ役としても及第点は付けられる。ビルドアップ時は頻繁にDFラインからボールを引き出して、小気味の良いパスを縦横に供給。中・長距離パスに乱れが生じることはあったものの、チームの攻撃にリズムやテンポをもたらす場面が少なくなかった。




















 
				
								 
				
								 
				
								



 
				 
				 
				
 定価:800円(税込)
定価:800円(税込)

 定価:980円(税込)
定価:980円(税込)
 定価:1100円(税込)
定価:1100円(税込)
 
				
								 
				
								