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【柏】チームメイト、指揮官が絶賛する大谷の存在感。水原戦最大の勝因は背番号7の復帰だ

カテゴリ:Jリーグ

鈴木潤

2015年05月20日

「自分が上がってもカバーしてくれるという信頼と安心感がある」と茨田。

12分、“3列目”から飛び出したアンカーの茨田が同点ゴールを決める。大谷、栗澤のコンビがいるからこそ、前線まで上がれたと茨田は言う。(C) Getty Images

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 さらに12分の同点のシーンも大谷の存在と無関係ではない。普段はアンカーの位置から前線まで飛び出すようなプレーをほんど見せない茨田が、なぜあの場面に限り飛び出したのか。その問いに対し、彼はこう答えている。
 
「タニ君(大谷)、クリさん(栗澤)が真ん中にいたので、自分が上がってもカバーしてくれるという信頼と安心感があったから、ああいうところで走り出せました。ふたりともビルドアップへの貢献度が高いし、自分がいらない時もあったので、その時に自分がフラッと前に行けばチャンスになると思っていました」
 
 その他の局面でも、大谷はピッチ上では常に周囲の選手とのコミュニケーションを絶やさず、29分の逆転直後や59分に1点を返された時にも「落ち着こう」とチームメイトに声をかけていた。
 
「大谷が彼らしくプレーしているということは、周りの若い選手に勇気を与えます。後半から入った小林祐介も大谷によってリードされて、落ち着いてプレーできましたし、彼がいることによるメリットは、そういうところに表われました」(吉田監督)
 
 2ゴール・1アシストのレアンドロ、同点弾を挙げた茨田、力強い突破からレアンドロのゴールをお膳立てしたクリスティアーノ、好セーブでチームを救った菅野孝憲など、柏が重要なラウンド16の第1戦で勝利を収めた要因はいくつもあるだろう。
 
「見ているだけだと分からないかもしれないけど、一緒にプレーしていると分かる。攻守に起点になれるし、気が利く。タニがいることによって試合運びが上手くいく」
 長年、大谷と中盤でコンビを組んできたこの栗澤の言葉からすれば、チームのパフォーマンスを引き出した“背番号7”の復帰こそ、水原戦最大の勝因である。
 
取材・文:鈴木 潤
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