MF
47　旗手怜央　6.5（90＋３分OUT）
インサイドハーフで先発。ゴールは導き出せずも、上手いターンでボールを前に運び、後半途中から移った右サイドでは好クロスを供給。勝利への想いをよく表現していた。
 
FW
41　家長昭博　６
47分の後方からのボールをトラップし、落とさずに左サイドの三笘へ展開した一連のプレーなど高いテクニックを披露。後半途中からは中央へ移り、リズムを作った。
 
18　三笘　薫　5.5（64分OUT）
相手に警戒された分、マークを引き付けた功績はある。しかし、いつものスーパーなプレーを見ている分、評価が辛めになってしまう。“三笘らしい”突破がなく、マッチアップした常本に抑えられた印象だ。ベンチに戻ったあとは深く座り込み、なにやら考えていた様子。
 
９　レアンドロ・ダミアン　７（87分OUT）
山根からのスルーパスを引き出し、GKの股を抜いて決めた先制点は見事!!　74分の旗手からのクロスは決めたかったが、ポストプレーやパスで周囲も生かした。
 

交代出場
MF
16　長谷川竜也　６（64分IN）
失点直後にピッチへ。左サイドからのクロスはなかなかゴールにつながらなかったが、90＋３分には小林のゴールを導くボールを送る。指揮官の期待に応えた。
 
FW
20　知念 慶　６（87分 IN）
１-１の状況で投入される。シュートまで持ち込めなかったが、小林のゴールは彼がクロスを競ったからこそ生まれた。出場時間が短く本来は採点なしだが、ひとつ仕事を果たした点で「６」に。
 
DF
７　車屋紳太郎　－（87分IN）
長谷川らと連係して左サイドからの攻撃を後方支援。鹿島の攻撃にも対応し、勝利に貢献した。
 
MAN OF THE MATCH
FW
11　小林 悠　7.5（90＋３分 IN）
プレー時間２分少々だった選手をMOMに選ぶと、お叱りを受けるかもしれないが、これぞストライカーというゴールには鳥肌が立った。リーグ新記録の20戦無敗、そして「自分が取りたかった」と鬼木監督の最速100勝に捧げる得点という面で価値は非常に高い。出場機会が限られるなかで悔しさもあるだろうが、決して腐らずにチームのために仕事を果たし、咆哮を上げる姿を目にすれば自然と涙が出そうになった。
 
監督
鬼木　達　７
この日は交代カードを通常より引っ張ったが、後半アディショナルタイムの小林投入が大当たり。後半途中に送り出した長谷川、終盤に起用した知念もその小林のゴールに絡み、後半の家長と旗手のポジションチェンジも効いていた。チームを新記録の20戦無敗に導き、自身はリーグ最速での100勝達成。それでも謙虚で慕われる“オニさん”は「チームの100勝であって、スタッフ、選手、サポーターの100勝です。結果的に監督が僕だっただけです」とコメント。
 
※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。