• トップ
  • ニュース一覧
  • 【識者が選ぶリーグ・アンのベスト11】王者陥落のパリSGからは3人のみ。ネイマールを選外にしたのは…

【識者が選ぶリーグ・アンのベスト11】王者陥落のパリSGからは3人のみ。ネイマールを選外にしたのは…

カテゴリ:ワールド

結城麻里

2021年05月27日

今シーズンの「サプライズ」と「発見」になったのは?

 左SBではリールのレイニウドがDFとしてリーグ3位となる32のタックルに成功するなど堅守の一翼を担い、攻撃面でも威力を発揮し、優勝に大貢献を果たした。

 UNFPイレブンの常連だったマルコ・ヴェッラッティがコロナ感染や故障で休みがちになるなど、今シーズンは中盤でもパリSG勢の存在感が希薄だった。対照的に「今シーズン最大のサプライズ」となったのが、リヨンのルーカス・パケタだ。イタリアで燻ぶっていただけに誰も期待していなかったのだが、万能型ルレーヤー(守備→攻撃のリレー役)として、ボールを受けるやパス、キープ、持ち上がりと効果的に機能。9ゴール・6アシストとゴールに絡む働きも見事だった。

「今シーズンの発見」になったのが、モナコの21歳、オーレリアン・チュアメニ。相棒ユースフ・フォファナとともに、ファビーニョ(現リバプール)とティエニェ・バカヨコ(現ナポリ)のコンビを彷彿させる強烈なインパクトを与えた。攻守に溌剌とプレーしたチュアメニは、UNFPのリーグ最優秀新人賞に輝き、「フォファナに捧げたい」と相方に感謝した。
 
 MFでは、リールのバンジャマン・アンドレも忘れるわけにはいかない。22歳の相棒ブバカリ・スマレの隣で34試合に出場し、リーグ断トツの276回のボール奪取を披露。文字通り「縁の下の力持ち」となったこの30歳なしでは、リーグ制覇ななし得なかった。
 前線で文句なしだったのは、パリSGのキリアン・エムバペとリヨンのメンフィス・デパイだ。

 ファイナルまで勝ち上がった昨季のCLの疲れを引きずったまま、今シーズンに突入したエムバぺは、コロナ感染や怪我で心身が疲労し、前半戦はスランプに陥った。だが冬のブレーク後は完全に復調。ゴールを量産するだけでなくラストパスも供給し、終盤戦はリーダーの風格さえ漂わせ、不甲斐ないチームをひとりで牽引した。MVPは、他を圧倒する27ゴールに加え、7アシストをマーク(スコアポイント34)し、チーム総得点のほぼ3分の1に絡んだこの男しかいないだろう。

 デパイもマンチェスター・ユナイテッド時代が嘘のように成熟。主将の責任を負い、エムバペに次ぐ20ゴールに、トップの12アシストをマークして、「どこかイブラヒモビッチに似ている」とさえ言われるようになった。「ソリストなプレースタイル」はいまも批判されているが、最終節の最後までアシストをしまくった。
 
【関連記事】
【識者が選ぶプレミアのワースト11】ビッグ6から9人を選出!衝撃的な不調だったのが…
「史上最悪のミス」「詐欺師だ」ネイマールのPK失敗に、サポーターが辛辣批判! 王座から陥落し…
【識者が選ぶブンデスのワースト11】期待外れのドルトムントから4人を選出、降格を防げなかった大迫も…
【識者が選ぶセリエAのワースト11】王者陥落のユベントスから最多の4人! 得点ランク1位のC・ロナウドを選出した理由は…
【識者が選ぶプレミアのベスト11】マンチェスター勢から7人を選出! MVPには群を抜いていた24歳DFを

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ