鈴木選手から「本当にまとまっているチームは本音をぶつけ合えている」と言われ…
新潟明訓は、アンカーの田村建人、土橋正詠と若林陸斗の2シャドーによる中盤のトライアングルが北越のパス回しに応対。中盤を引き締めると、スタメンに抜擢された左ウイングの1年生アタッカー、友坂海空が得意のカットインでアクセントを加え、攻撃にリズムをもたらした。スコアレスで迎えた後半は、友坂の躍動に刺激を受けた右ウイングのエース・内藤大夢もよりゴールに近い位置でドリブル突破を仕掛けるようになったことで、ゴールの可能性はグッと高まった。
そして58分にキープ力に秀でた10番・MF真保瑠輝が1トップに入ると、より両ワイドの攻撃力が引き出される。70分には田村のインターセプトから縦パスを受けた真保が、鋭いターンからドリブルで仕掛けると、ゴール中央の絶好の位置でFKを獲得。「自信があった」という友坂の右足から放たれたキックは鮮やかな弧を描いてゴール右隅に吸い込まれた。
そして58分にキープ力に秀でた10番・MF真保瑠輝が1トップに入ると、より両ワイドの攻撃力が引き出される。70分には田村のインターセプトから縦パスを受けた真保が、鋭いターンからドリブルで仕掛けると、ゴール中央の絶好の位置でFKを獲得。「自信があった」という友坂の右足から放たれたキックは鮮やかな弧を描いてゴール右隅に吸い込まれた。
待望の先制点を掴み取った新潟明訓は、攻守において気迫にあふれたプレーを披露し、タイムアップのホイッスルを耳にすることになった。勝利が決まった瞬間、その場に倒れ込む選手、涙を流す選手、そして試合を見守っていた部員たちも喜びを全身で表現していた。
「鈴木選手から『本当にまとまっているチームは本音をぶつけ合えている。よく負けが込んだり、チームの状況が悪くなるとミーティングとかするのですが、ありきたりな言葉とか、とりあえずやっているだけなこともあって、それではいつまで経っても改善されない』と言われ、本当にその通りだなと思ったんです。僕らは話し合っているつもりだったけど、本当のことを言い合えていなかった。鈴木選手の講演会から一人ひとりの意識が変わったと思います」
こう語るのは決勝点のきっかけを作った真保だった。生きたアドバイスをもらったことで、新潟明訓の選手たちは自分たちの現状にきちんと向き合うことができた。さらに、講演会での鈴木の言葉で、選手たちに大きく響いたものがあった。
「鈴木選手から『本当にまとまっているチームは本音をぶつけ合えている。よく負けが込んだり、チームの状況が悪くなるとミーティングとかするのですが、ありきたりな言葉とか、とりあえずやっているだけなこともあって、それではいつまで経っても改善されない』と言われ、本当にその通りだなと思ったんです。僕らは話し合っているつもりだったけど、本当のことを言い合えていなかった。鈴木選手の講演会から一人ひとりの意識が変わったと思います」
こう語るのは決勝点のきっかけを作った真保だった。生きたアドバイスをもらったことで、新潟明訓の選手たちは自分たちの現状にきちんと向き合うことができた。さらに、講演会での鈴木の言葉で、選手たちに大きく響いたものがあった。