ストの余波、ピケとのアポがドタキャンに…。

セビージャがリーガ5位以下で終わり、ELで優勝すれば、来シーズンのCLにはスペインから5チームが出場することになる。ピッチ上での成功に、しかし、スト問題が影を落とす。 (C) Getty Images
ロホ:セビージャはリーガの4位は厳しくなったが、ヨーロッパリーグで優勝すればCLの出場権が手に入る。フィオレンティーナとの準決勝は、ホームの第1レグに3-0で快勝。決勝進出はほぼ間違いないだろう。エメリ監督も、リーガ4位ではなく、EL優勝に照準を絞ったほうがいいな。
豊福:そうなれば、来シーズンはリーガから5チームがCLに出場するわけですね。今シーズンの決勝も、昨年に続いてスペイン対決になる可能性がありますし、欧州レベルで最高の結果が出ている。
ロホ:ピッチの上では結果が出ているんだが……。
豊福:ストライキ、ですよね。次節、リーガが行なわれるのか、現段階ではまだ分かりません。
ロホ:直前で回避、となればいいんだが。延期は誰にとってもマイナスだ。
豊福:取材する我々メディアにとっても一大事ですよ。予定が立たなくなってしまう。
ロホ:レアル・ソシエダ戦の前にピケと会う約束をしていたんだ。インタビューだよ。でも、ストライキに関する選手協会のミーティングがマドリードで行なわれることになったから、急きょキャンセルだ。勘弁してほしい(苦笑)。
豊福:LFP(プロリーグ連盟)のテバス会長は11日に、「現段階ではスト決行となるだろう」と悲観していました。16・17日の37節がストで延期になれば、それをどこで開催するのか……。
ロホ:3日後の20日だとか、6月の頭だとか、いろんな憶測が飛び交っている。
豊福:6月の頭になった場合、6月6日のCL決勝に進出する可能性のあるバルサとマドリーは大反対でしょう。かといって、CL決勝後はFIFAのインターナショナルマッチデーがある。
ロホ:だからストは困るわけだよ。誰にとっても得がない。なんとか、ぎりぎりで折り合いがついてくれるといいんだが。
構成・文:豊福晋
協力:ルイス・フェルナンド・ロホ(マルカ紙) Luis Fernando ROJO(MARCA)
【著者プロフィール】
豊福晋
1979年、福岡県生まれ。2001年のミラノ留学を経て、フリーで取材・執筆活動を開始。イタリア、スコットランドと拠点を移し、09年夏からはスペインのバルセロナに在住。リーガ・エスパニョーラを中心に、4か国語を操る語学力を活かして欧州フットボールシーンを幅広く、ディープに掘り下げている。独自の視点から紡ぐ、軽妙でいて深みのある筆致に定評がある。
Luis Fernando ROJO
ルイス・フェルナンド・ロホ
スペイン最大の発行部数を誇るスポーツ紙『マルカ』でバルセロナ番を20年以上務め、現在は同紙のバルセロナ支局長。ヨハン・クライフら往年の選手とも親交が深く、ジョゼ・モウリーニョとはロブソンの通訳時代から親密な関係を築く。
豊福:そうなれば、来シーズンはリーガから5チームがCLに出場するわけですね。今シーズンの決勝も、昨年に続いてスペイン対決になる可能性がありますし、欧州レベルで最高の結果が出ている。
ロホ:ピッチの上では結果が出ているんだが……。
豊福:ストライキ、ですよね。次節、リーガが行なわれるのか、現段階ではまだ分かりません。
ロホ:直前で回避、となればいいんだが。延期は誰にとってもマイナスだ。
豊福:取材する我々メディアにとっても一大事ですよ。予定が立たなくなってしまう。
ロホ:レアル・ソシエダ戦の前にピケと会う約束をしていたんだ。インタビューだよ。でも、ストライキに関する選手協会のミーティングがマドリードで行なわれることになったから、急きょキャンセルだ。勘弁してほしい(苦笑)。
豊福:LFP(プロリーグ連盟)のテバス会長は11日に、「現段階ではスト決行となるだろう」と悲観していました。16・17日の37節がストで延期になれば、それをどこで開催するのか……。
ロホ:3日後の20日だとか、6月の頭だとか、いろんな憶測が飛び交っている。
豊福:6月の頭になった場合、6月6日のCL決勝に進出する可能性のあるバルサとマドリーは大反対でしょう。かといって、CL決勝後はFIFAのインターナショナルマッチデーがある。
ロホ:だからストは困るわけだよ。誰にとっても得がない。なんとか、ぎりぎりで折り合いがついてくれるといいんだが。
構成・文:豊福晋
協力:ルイス・フェルナンド・ロホ(マルカ紙) Luis Fernando ROJO(MARCA)
【著者プロフィール】
豊福晋
1979年、福岡県生まれ。2001年のミラノ留学を経て、フリーで取材・執筆活動を開始。イタリア、スコットランドと拠点を移し、09年夏からはスペインのバルセロナに在住。リーガ・エスパニョーラを中心に、4か国語を操る語学力を活かして欧州フットボールシーンを幅広く、ディープに掘り下げている。独自の視点から紡ぐ、軽妙でいて深みのある筆致に定評がある。
Luis Fernando ROJO
ルイス・フェルナンド・ロホ
スペイン最大の発行部数を誇るスポーツ紙『マルカ』でバルセロナ番を20年以上務め、現在は同紙のバルセロナ支局長。ヨハン・クライフら往年の選手とも親交が深く、ジョゼ・モウリーニョとはロブソンの通訳時代から親密な関係を築く。