退場の後、殴り合い寸前に
しかも3日の試合では、またしてもネイマールがキレてしまった。2か月近く戦線離脱していたエースは、完璧に回復し、ウェイトオーバーも解消したと言われていた。
ところが蓋を開けてみれば、ボールタッチ77回のうち24回はボールロスト。7本のシュートを試みたが全てうまくいかなかった。これで悪い癖が出始め、自分で決めようと突撃するあまりチームメイトにパスせず、チャンスクリエーターにさえなれなかった。
こうしてフラストレーションをためたネイマールは、後半アディショネルタイムに、タックルの仕返しにリールDFチアゴ・ジャロを背後から突き飛ばし、イエローカードで2枚目で退場。さらにロッカールームに向かう途中でも殴り合い寸前となり、両クラブの関係者が必死に割って入って事なきを得た。間にいたセキュリティー要員は、尻もちまでつく羽目になった。
【動画】ロッカールームに引き上げていくネイマールとジャロ、一触即発の瞬間はこちら!
中継局『Canal+』のスタジオでは、出演者が「これはもうガキの喧嘩ですね」「ネイマールは感情を抑えることがまるでできない。これじゃどうにもならない」と呆れ顔に。翌4日付『L’EQUIPE』には、「もうウンザリだ」の意味になる「J’en ai marre」(ジャンネマールと発音するため、ネイマールにかけている)と題したコラムも登場し、こう痛烈に皮肉った。
ところが蓋を開けてみれば、ボールタッチ77回のうち24回はボールロスト。7本のシュートを試みたが全てうまくいかなかった。これで悪い癖が出始め、自分で決めようと突撃するあまりチームメイトにパスせず、チャンスクリエーターにさえなれなかった。
こうしてフラストレーションをためたネイマールは、後半アディショネルタイムに、タックルの仕返しにリールDFチアゴ・ジャロを背後から突き飛ばし、イエローカードで2枚目で退場。さらにロッカールームに向かう途中でも殴り合い寸前となり、両クラブの関係者が必死に割って入って事なきを得た。間にいたセキュリティー要員は、尻もちまでつく羽目になった。
【動画】ロッカールームに引き上げていくネイマールとジャロ、一触即発の瞬間はこちら!
中継局『Canal+』のスタジオでは、出演者が「これはもうガキの喧嘩ですね」「ネイマールは感情を抑えることがまるでできない。これじゃどうにもならない」と呆れ顔に。翌4日付『L’EQUIPE』には、「もうウンザリだ」の意味になる「J’en ai marre」(ジャンネマールと発音するため、ネイマールにかけている)と題したコラムも登場し、こう痛烈に皮肉った。
「怪我する、数週間離脱する、復帰する、リズムが不足する、リズム不足で苛立つ、カードを食らう、出場停止処分になる、また何試合か逃す、復帰する、リズムが不足する、リズム不足で苛立つ、怪我をする……。尻もちをついて恥をかいたセキュリティー要員は、スターに向かってこう言うしかないだろう。『ジャンネマール』」
しかもこの試合では、キリアン・エムバペもぱっとしなかった。フランス代表で長時間の時差がつく遠征をしたばかりで、代表戦3試合全てに出場したため、疲労を溜めていた可能性もある。またバイエルン戦に集中して、怪我しないようにブレーキをかけながらプレーしていた可能性も、ないとは言いきれない。
だが、かつて好連係を実現していたネイマールとの間に、ほとんどパス交換がなかった点はやはり気がかりだ。そもそもマウリシオ・ポチェティーノ監督の下でふたりが揃って先発した試合は、たった3試合しかなく、どれもいまひとつだった。仲は悪くないが、2大スターの扱い方はターニングポイントにきているのかもしれない。
しかもこの試合では、キリアン・エムバペもぱっとしなかった。フランス代表で長時間の時差がつく遠征をしたばかりで、代表戦3試合全てに出場したため、疲労を溜めていた可能性もある。またバイエルン戦に集中して、怪我しないようにブレーキをかけながらプレーしていた可能性も、ないとは言いきれない。
だが、かつて好連係を実現していたネイマールとの間に、ほとんどパス交換がなかった点はやはり気がかりだ。そもそもマウリシオ・ポチェティーノ監督の下でふたりが揃って先発した試合は、たった3試合しかなく、どれもいまひとつだった。仲は悪くないが、2大スターの扱い方はターニングポイントにきているのかもしれない。