【強豪校レポート】米子北|『堅守速攻』を掲げて、目指すは日本一

カテゴリ:Jリーグ

石倉利英

2015年04月30日

選手権優勝校へのリベンジを期す米子北のキーマン。

選手権には1年時から出場してきたディフェンスリーダーの嶋田。対人プレーと空中戦に自信を持つCBだ。(C) SOCCER DIGEST

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■対人プレーに自信を持つディフェンスリーダー
DF 嶋田遼允(3年)
 
 正月の選手権で、10回目の出場にして初めて1大会で2勝を挙げた米子北。当時のディフェンスラインはGKを含めてほとんどが1、2年生で、新年度はチームの中心となりそうだが、とりわけ大きな期待を寄せられているのがCBの嶋田だ。新3年生では唯一、1年生の時からレギュラーで選手権の舞台を踏んでおり、さまざまな相手と対峙してきた経験は大きな武器と言える。
 
 180センチ、71キロの恵まれた体格を活かした対人プレーの強さが持ち味で、高い守備能力を活かし、マッチアップする敵を力強く封じ込める。長身に加えて跳躍力も抜群で、ヘディングの強さも武器だ。相手のハイボールを撥ね返し、攻撃時のセットプレーではターゲットのひとりとなる。
 
 チームが新しい歴史を刻んだ昨年度は、悔しさも味わった。星稜と対戦した選手権3回戦では、1-1で迎えた後半の残り5分、相手のセンタリングに対して自分の前に入られ、目の前で決勝点を奪われている。星稜には昨夏のインターハイ2回戦でも1-5で敗れており、選手権では初優勝へと駆け上がっただけに、無念の思いは募った。
 
「これまで試合に出てきているので、経験を活かしてチームを引っ張りたい」。
 新しいディフェンスリーダーとして伝統の堅守のレベルアップを図り、雪辱を期して最終学年に臨む。
 
取材・文:石倉利英(スポーツライター)
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