バルサを離れてもキャリアを再構築できず
時を同じくしてバルサでも運命の歯車が狂い出す。フランク・ライカールトからジョゼップ・グアルディオラへの監督交代が決定的な出来事で、徐々に出番が減り、気がつけばベンチが定位置になっていた。バルサ退団を決意したのは2011年。辛い別れだったと言う。
「ここに自分の居場所はないって、そう思うことが多くなっていった。信頼されていないんだなって感じたし、それは悲しかったよ。グアルディオラは僕に対してフェアじゃなかった。だからもう出て行くしかなかった」
ローマ移籍を前にスペインのメディアにそう打ち明けた。
愛するバルサを離れてもキャリアを再構築することはできなかった。ローマ、レンタルでミラン、レンタルでアヤックス(2013年夏にバルサ復帰も素通りする形でアヤックスへ)と1年ごとにチームが変わり、再起を期したイングランドのストークでもマインツにアラベスとレンタル移籍を繰り返し、最後はストークで2部を戦った。
2019年からMLSのモントリオール・インパクトでプレーし、2020年シーズン終了後に退団して現在は所属先が見つからないフリーの身だ。30歳のボージャンに、最後の一花を咲かせるチャンスは巡ってくるだろうか。
文●ウラジミール・ノバク
訳●松野敏史
※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年2月18日号より転載
「ここに自分の居場所はないって、そう思うことが多くなっていった。信頼されていないんだなって感じたし、それは悲しかったよ。グアルディオラは僕に対してフェアじゃなかった。だからもう出て行くしかなかった」
ローマ移籍を前にスペインのメディアにそう打ち明けた。
愛するバルサを離れてもキャリアを再構築することはできなかった。ローマ、レンタルでミラン、レンタルでアヤックス(2013年夏にバルサ復帰も素通りする形でアヤックスへ)と1年ごとにチームが変わり、再起を期したイングランドのストークでもマインツにアラベスとレンタル移籍を繰り返し、最後はストークで2部を戦った。
2019年からMLSのモントリオール・インパクトでプレーし、2020年シーズン終了後に退団して現在は所属先が見つからないフリーの身だ。30歳のボージャンに、最後の一花を咲かせるチャンスは巡ってくるだろうか。
文●ウラジミール・ノバク
訳●松野敏史
※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年2月18日号より転載