小宮良之氏が選ぶ2020年のMVPは――
橋本拳人(ロストフ/MF)
2019年は東京の戦術の核になって優勝争いを牽引したが、現状に満足せず、ロシア挑戦を決意した。厳しい世界情勢もあり、リスクの方が大きかった。周囲に猛反対されたが、自ら扉を開けた。その覚悟を、新天地で示している。マルセロ・ビエルサを思わせるヴァレリー・カルピン監督のマンマーキング戦術にも全力で適応し、今や欠かせない選手となりつつある。元々ゴール前に飛び込む迫力はあったが、勝点を稼ぐ貴重な得点が増え、プレーの幅は確実に広がった。その挑戦精神は白眉だ。
文●小宮良之(スポーツライター)
2019年は東京の戦術の核になって優勝争いを牽引したが、現状に満足せず、ロシア挑戦を決意した。厳しい世界情勢もあり、リスクの方が大きかった。周囲に猛反対されたが、自ら扉を開けた。その覚悟を、新天地で示している。マルセロ・ビエルサを思わせるヴァレリー・カルピン監督のマンマーキング戦術にも全力で適応し、今や欠かせない選手となりつつある。元々ゴール前に飛び込む迫力はあったが、勝点を稼ぐ貴重な得点が増え、プレーの幅は確実に広がった。その挑戦精神は白眉だ。
文●小宮良之(スポーツライター)