【2020年の日本人選手ベスト11 vol.4】健在を証明したレフティ!絶大なる安心感はまるで「川崎の父」のようだ

カテゴリ:連載・コラム

佐藤俊

2020年12月23日

J1昇格に貢献した若きストライカーも選出

佐藤俊氏が選んだ2020年の日本人選手ベストイレブン。

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 2020年も残すところあとわずか。新型コロナウイルス感染拡大の影響で異例の状況が続くサッカー界だが、ここでは日本サッカーに精通する識者に、今年一年で顕著な活躍を見せた日本人選手の中から、リーグの枠を超えてベストイレブンとMVPを選出していただいた。スポーツライターの佐藤俊氏が選んだ“2020年の11人”の顔ぶれは――。

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 FWは、徳島をJ2優勝に導いた垣田裕暉を推したい。全42試合に出場し、17得点。J1昇格を決めた大宮戦で決勝ゴールを決めるなど、攻撃をリードしたエースの貢献度は非常に高い。

 MFでは、三笘薫が輝きを放った。途中出場が主ながら30試合・13得点・9アシストと成績は文句なし。ドリブルの仕掛けなどで強烈な印象を残し、そのスタイルが評価される選手になった。家長昭博は29試合・11得点・4アシストと結果はもちろん、打開、仕掛け、パスと多彩な左足で、攻撃の核になった。ピッチで他の選手に与える安心感は絶大で、まるで「川崎の父」のようだ。

 清武弘嗣に復活賞をあげたい。毎年故障に泣いていたが今季は33試合・8得点・8アシストと結果を出した。チームを3位に導いた攻撃の組み立て、動きの質、ラストパスの精度は素晴らしい。

 遠藤航は、シュトゥットガルトの主軸で欧州1部リーグでボランチのレギュラーとしてプレーしている唯一の選手。日本代表では途中出場で流れを変え、ボランチの「柱」であることを証明した。一方国内組では、山口蛍が鉄人ぶりを見せた。リーグ戦では全34試合出場、6得点・2アシスト。ACLでは全7試合に出場、準決勝では先制ゴールを決めるなど、ひとり気を吐いた。

 DFでは、吉田豊が主に左SBとして名古屋のリーグ最少失点(28点)に、粘り強い守備で貢献している。山根視来は、川崎のサッカーに1年目で慣れ、攻守に貢献した。右SBとして4ゴールを挙げつつ、最終ラインが安定したのは彼の気の効いた守備のおかげ。

 センターバックでは、やはり川崎の谷口彰吾がキャプテンとしてチームをリード。浅いラインの広範なスペースもケアし、攻撃のための守備作りを実践した。吉田麻也は、サンプドリアで対人の強さと読みの良さで壁となり、日本代表では秋の親善試合で主将として全4試合に出場、3試合を完封した。

 東口順昭は、ガンバの2位に大きく貢献した。得点が伸びないなか、我慢のサッカーで粘り強くゴールを守り続けた。彼の守備で勝てた試合も多く、彼のセービングはもっと高く評価されるべきだ。
 

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