• トップ
  • ニュース一覧
  • 【2020年の日本人選手ベスト11 vol.2】今後代表は遠藤に任せたい。MVPはドリブルが海外の選手を彷彿とさせる…

【2020年の日本人選手ベスト11 vol.2】今後代表は遠藤に任せたい。MVPはドリブルが海外の選手を彷彿とさせる…

カテゴリ:連載・コラム

清水英斗

2020年12月21日

そのうち彼はギネス記録に掲載されるのではないか

清水英斗氏が選んだ2020年の日本人ベストイレブン。

画像を見る

 2020年も残すところあとわずか。新型コロナウイルス感染拡大の影響で異例の状況が続くサッカー界だが、ここでは日本サッカーに精通する識者に、今年一年で顕著な活躍を見せた日本人選手の中から、ベストイレブンとMVPを選出していただいた。サッカーライターの清水英斗氏が選んだ“2020年の11人”の顔ぶれは――。

――◆――◆――
 
 インパクト抜群の三笘薫に比べると、久保建英は今年前半にマジョルカで活躍して注目を集めたが、ビジャレアルで伸び悩んでいるためベストイレブンに留めた。点取り屋の上田綺世は、怪我もあって出場時間は多くなかったが、それでも2ケタ得点(今季リーグ戦10ゴール)は見事な実績で、ゴールの内容もスケールを感じさせる。来季は得点王も期待でき、覚醒の感ありだ。

 鎌田大地にするか、江坂任にするかは迷ったが、日本代表でのプレーが素晴らしかったので鎌田を選んだ。彼は一見すると10番だが、9番や8番、6番の香りも漂わせるマルチプルアタッカーだ。今後も期待が高まる。

 遠藤航はブンデスリーガで、無敵のデュエルモンスターになった。それ自体も素晴らしいが、何より、あの国でデュエルの勝利数を上げれば、必ず数字で評価されると考えた戦略観が良い。このクレバーな男に今後の日本代表は任せたい。守田英正は川崎フロンターレで重要なプレーをした。4-3-3の新システムでは、おそらく中盤の強度がボトルネックになると考えられたが、田中碧、脇坂泰斗らとともに見事に支えた。代表復帰も要検討だ。

 丸山祐市はセンターバックとして脂が乗り切っている。チームの総失点をJ1最小に抑え、ビルドアップの貢献も高く、キャプテンシーも素晴らしい。最高だった。山根視来は川崎のラストピースとして、右サイドバックに君臨した。一方、両サイドはセットで、登里享平を選ぼうと思ったが、代表戦で見られる中山雄太の変化が気になり、入れ替えた。課題のデュエルは成長を感じさせたし、チームに対しても良い意見、良い視点、良い姿勢を持っている。A代表でも五輪代表でも重要な選手となりそうだ。イタリア・ボローニャで試合に出続けている冨安健洋には、更なるステップアップを期待。センターバックとしてビッグクラブ行きを果たしてほしい。

 川島永嗣にはいつも驚かされる。「第3GKからスタメンを勝ち取った回数」というギネス記録があれば、そのうち彼は掲載されるのではないか。どんなときでも足元を見つめ、自己の充実を図る。その姿勢はすべての人々に生きる手本だ。
 
【関連記事】
【2020年の日本人選手ベスト11 vol.1】Jで別格の輝きを見せた三笘だが、舞台の質を考えればMVPは…
【セルジオ越後】川崎が史上最速V。今季のMVPにふさわしいのは三笘?谷口?それとも…
イニエスタがアジアサッカーのレベルに言及「ひとつはっきりしていることは…」
鎌田大地と遠藤航の推定市場価格が急騰! 久保、南野、中島、冨安らが上位の「全日本人選手ランキング」を集計!
【日本代表への推薦状】圧巻のドリブルと決定力でリーグ10点目。勢いが止まらない三笘薫こそ今、見たい

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ