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名門・東福岡のエースがJユース相手に4発!“赤い彗星”の9番が紆余曲折を経て取り戻した得点感覚

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年09月23日

ケガから復帰するもプレーの感覚が戻らず…

2年次には手術を要する大怪我を負い、その後復帰するも感覚を取り戻すまでにさらに時間を要した。長いトンネルを抜けてゴールを量産する。写真:松尾祐希

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 中学時代は小倉南ジュニアユースでプレー。卒業時には関東のJクラブからも誘いがあったが、同クラブのOBで東福岡の先輩・福田湧矢(現G大阪)の助言もあって東福岡への進学を決めた。すると、1年次の4月からトップチームに所属。同年8月のプレミアリーグWEST・14節の名古屋U-18戦から2試合連続ゴールを奪うなど、そのスケールの大きなプレーに世代別代表のスタッフも注目していた。しかし、同年の高校サッカー選手権前に左足首を負傷。本大会の登録メンバーを外れ、4か月もピッチから遠ざかった。

 その怪我を乗り越え、昨年の4月に戦列に復帰。だが、長野は強烈な違和感を覚えた。当時を振り返り、本人は言う。

「手術レベルの怪我をして、プレーや得点の感覚的なものが戻らなかった。復帰したけど、全然上手くいかなくて……。『こんな感じだったのかな?』と戸惑い、自信をなくしたんです」

 怪我を負う前はイメージできていた得点への道筋。しかし、長期間に渡って離脱した影響で復帰後はゴールまでの絵を描けない。そのギャップに苦しみ、昨季は満足のいくプレーができなかった。

「感覚が戻らなかった。本当に楽しくなくて、苦しかったです」

 背番号9を託された新チーム移行後も感覚は戻らない。結果を残せず、チームも2月の県新人戦は準決勝で敗退して14年ぶりに九州大会への出場を逃した。

 自身の実力不足を痛感した長野。しかし、この敗北をきっかけに変わっていく。新型コロナウイルスの自粛期間中はほとんどトレーニングをできなかったものの、新人戦の敗北をきっかけに勝負へこだわる姿勢が増していったのだ。
 
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