• トップ
  • ニュース一覧
  • 名門・東福岡のエースがJユース相手に4発!“赤い彗星”の9番が紆余曲折を経て取り戻した得点感覚

名門・東福岡のエースがJユース相手に4発!“赤い彗星”の9番が紆余曲折を経て取り戻した得点感覚

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年09月23日

「全部勝敗にこだわって、全試合自分がゴールを決めてチームを勝たせたい」

「練習とかでもちょっとしたゲームでも勝敗にこだわって、自分のチームが負けないようにしたかった。負けないようにするためにどうやったら得点が取れるのか。そこを考えてくうちに、夏前には感覚が戻ってきました。得点のイメージが湧いてくるようになったんです」

 練習中の些細な事でも負けるのを嫌い、誰よりも勝利を目指して戦う姿勢。実際にこの福岡戦でもそうした欲が見られた。自身の2点目となったPKの場面。仲間に掛け合ってキッカーを譲ってもらい、ストライカーとしての矜持を示した。

 取り戻した感覚――。「インターハイがあれば、たぶん活躍できたと思う。それぐらいの手応えはあった」と言えるほどの充実感が今のプレーに繋がっている。

 選手権予選まで残り1か月。昨年は怪我の影響で満足に戦えず、チームは県大会の決勝で涙を飲んだ。2年ぶりの本大会出場と5年ぶりの日本一を果たす原動力となれば、自身のプロ入りにも近づく。

「ここからのゲームは全部勝敗にこだわって、全試合自分がゴールを決めてチームを勝たせたい」

 遅れて来たエースは誰よりも強い気持ちで最後の冬に向かう。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

【PHOTO】2020年の高校サッカー界を彩る主な選手をチェック!~九州編
【関連記事】
J過密日程でU-19日本代表のレギュラー争いが激化!久保建英は招集せずも、前線はタレントが目白押し
J複数クラブが争奪戦を繰り広げた無名の大器を直撃!国見高の大型FW中島大嘉が札幌を選んだ理由とは?
高校年代でも存在感は抜群の中学3年生!ヴェルディユースにまたひとり将来有望な逸材ドリブラーが出現
ガンバが獲得した2019年のU-15年代最高クラスの才能。街クラブの超逸材はなぜ世代最強チームを選んだのか?
「本当に全然違いました」前橋育英“伝統の14番”がまたひとりプロへ! 高校屈指の実力者、櫻井辰徳が神戸を選んだワケ

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年7月号
    6月10日(火)発売
    今、面白いクラブを総力特集‼
    ファジアーノ岡山
    徹底読本
    クラブが辿った奇跡のストーリーに迫る
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年7月3日号
    6月19日発売
    新生レアル・マドリー完全攻略読本
    シャビ・アロンソ新体制が始動
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ