【清水】ジュニオール・ドゥトラは救世主になれるか? 最適な起用法と今後の懸念は…

カテゴリ:Jリーグ

古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

2020年09月20日

4節から11節まではすべてベンチ外だったが…

好パフォーマンスを見せたJ・ドゥトラは、外国人枠の争いにも勝つ必要がある。写真:徳原隆元

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 今後も継続的な活躍を期待したいところだが、懸念は外国人枠の問題だ。

 J1では1試合で5人までの外国籍選手を登録できるが、清水にはファン・ソッコ、ヴァウド、C・ジュニオ、J・ドゥトラ、エウシーニョ、ヘナト・アウグスト、ネト・ヴォルピと7人の助っ人がいる(タイ国籍のティーラシン・デーンダーは提携国枠扱いのため、外国人枠に含まれない)。

 したがって少なくとも助っ人はふたりがメンバーから外れる。これまでの実績、パフォーマンス、起用法などから考えると、ヴァウド、C・ジュニオ、エウシーニョ、R・アウグストの4人は不動だろう。
 
 実際、J・ドゥトラは4節から11節までの8試合ですべてベンチ外。その間は上記の4人に加え、DFのファン・ソッコに出場機会を譲っていた。試合で活躍する以前にチーム内での熾烈な外国人枠争いにも勝つ必要があるのだ。

「これから監督やスタッフが分析して、次にどういうメンバーで、どう戦うかを決めてくれると思う」
 
 J・ドゥトラはそう謙虚に語ったが、怪我をしているわけでもないのに、外国人枠の影響でベンチ外というのはかなり悔しかっただろう。今後、J・ドゥトラがどのポジションで起用されるか。そして熾烈なチーム内競争に勝ち、不振にあえぐ清水の救世主になれるか注目したい。

取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)
 
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