パリSG会長が獲得に迫った過去
とはいえ……である。
ナセル・アル・ケライフィ会長の夢は、いつもメッシをパリに呼ぶことだった。実際、16年の夏には、メッシの父親であるジョルジュに接近して、獲得を試みた経緯がある。当時は、いわゆるお伺いを立てる程度で、具体的な話し合いには発展しなかった。
それから4年を経て、今年が会長の大願を成就させる絶好のチャンスになっている。なにしろメッシ本人が「心のクラブ」を去りたいと主張しており、しかもここまで他クラブと契約交渉もしてもいないからだ。
ナセル・アル・ケライフィ会長の夢は、いつもメッシをパリに呼ぶことだった。実際、16年の夏には、メッシの父親であるジョルジュに接近して、獲得を試みた経緯がある。当時は、いわゆるお伺いを立てる程度で、具体的な話し合いには発展しなかった。
それから4年を経て、今年が会長の大願を成就させる絶好のチャンスになっている。なにしろメッシ本人が「心のクラブ」を去りたいと主張しており、しかもここまで他クラブと契約交渉もしてもいないからだ。
「メッシの心を最も惹きつけるのがリーグ・アンだ」と言えないのは、明々白々だが、“メイド・イン・カタール”のパリSGならば、何も不可能ではないとは言える。チャンピオンズ・リーグ制覇まであと一歩と迫った今年は、なおさらだ。
あくまで仮説ではあるが、渦中のアルゼンチン代表FWが、最後に2つのクラブの間で選択に迷い、揺れ動くような場合は、無二の友人でもあるネイマールが、パリに進路をとるよう説得できる可能性だってある。
だからこそ、パリSGのメッシ獲得が「絶対にありえない」とは言い切れないのだ。
文●ダミアン・ドゥゴール(Damien DEGORRE/レキップ紙パリSG番)
翻訳●結城麻里(Marie YUUKI)
あくまで仮説ではあるが、渦中のアルゼンチン代表FWが、最後に2つのクラブの間で選択に迷い、揺れ動くような場合は、無二の友人でもあるネイマールが、パリに進路をとるよう説得できる可能性だってある。
だからこそ、パリSGのメッシ獲得が「絶対にありえない」とは言い切れないのだ。
文●ダミアン・ドゥゴール(Damien DEGORRE/レキップ紙パリSG番)
翻訳●結城麻里(Marie YUUKI)